怖い話長編。 怖い話<実話・怪談・短編・長編・不思議・猫他>|人から聞いた怖い話

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怖い話長編

疑うことなく安全であると信じていたこの部屋。 居心地の良かったこの部屋。 今はもう、こんな部屋に一秒でもいたくないという気持ちだった。 この部屋を出よう。 今日、引っ越そう。 引越しの費用も、引越し先のアテもない。 だが、そんなものを考えている余裕はない。 すぐに、財布と最低限必要な物だけをバッグに詰め込んだ。 その間、まだビデオは再生されていた。 画面を見ると真っ暗で何も見えない。 だが、声だけは聞こえてきた。 おそらく撮影者の声だ。 かすれるような小さな声だ。 それでも、何を言っているのかは、はっきりと聞き取れた。 「ねえ?・・・・夢でよかった?・・・」 声から察するに、男のようだった。 年齢は分からない。 言っている意味がまるで分からない。 「こいつ、まともじゃない。 」 すでに分かりきっていたことだが、改めて感じる。 俺はとにかく、すぐに逃げ出さなくてはならない。 短時間で身支度を済ませると、アパートを飛び出した。 もちろん、スニーカーは別のものを履いた。 部屋を出る際、ビデオとテレビも消さなかった。 もう触りたくもなかったのかもしれない。 外に出たはいいが、行くあてはない。 とにかく今は一人ではいたくなかった。 とりあえず、大学の友達の家へ向かうことにした。 当時は携帯なんてものは無く、ポケベル全盛期の時代。 公衆電話から、友達のポケベルに文字を打った。 何度も、何度も、入力を間違える。 指が自分のものではないようだ。 次に、駅に向かった。 途中、何度も何度も振り返る。 尾行されていないだろうか。 俺のことを見ている人間はいないだろうか。 気のせいかもしれないが、あの撮影者がすぐ側にこちらを見ているような気がする。 俺は撮影者の顔は分からないのだ。 通りすがる、すべての男が怪しく見えてしまう。 駅に到着し、電車に乗り込んだ。 これから行く友達が、もし家にいなかったら俺はどこに行けばいいのだろうか。 誰かに助けてほしかった。

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長編の怖い話一覧

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Author: 管理人 別府 当サイトは私が趣味として蒐集した怖い話・恐怖体験談を載せたものです。 読む際には自己責任でお願い致します。 「幽霊より人間の方が怖い」 これよく聞きますけど、ちょっと違うと思ってます。 どちらも怖くて禍々しいのです。 魔がつい……ねえ。 現実を妄想の裏切りに置くからこそのオカルトなのです。 あ、お寿司が好きです。 Author: ツカサ 不思議な話を集めていたらいつの間にか日本を出ていました。 中国在住。 []管理人 丘出との共同運営サイト リンク.

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【厳選】「意味が分かると怖い話」本当に怖い長編だけをまとめました(解説つき)

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