ラギー くん。 #1 レンタル彼氏ラギーくん

#1 ラギーくんに惚れたイグニハイド寮生

ラギー くん

ツイステのレオナさんの夢女子ですが、ラギーくんに勝てる要素がありません。 このままではレオナさんとラギーくんを応援するモブに転身してしまいます。 ラギーくんに勝てる要素ってなんだと 思いますか? レオナさんの容姿に惹かれてツイステをはじめたレオナ推しです。 ツイステが乙女コンテンツでないことも重々承知してます。 元々、どの界隈でも夢女子として活動していたのでレオナさんについても「ここレは監に好意がある!」「お泊まりイベ!」と 無理やり レと監督生に関係を結びつけていました。 しかし、ストーリーを進めれば進めるほどラギーくんはレオナさんの全てを把握してるし家事はできるし一緒に世界ひっくり返そうとするしユニーク魔法で砂にされそうになったにも関わらずラギーくんはレオナさんに寄り添い続けます。 フェアリーガラに至っては口パクで会話します。 監督生がNRCに入学して間もないとはいえ、自分を殺そうとした相手に「あんたのそんな顔見たくない」「偉そうに笑ってる方がいい」って言えますか?わたし言えません… レオナさんを1番に理解して精神的にも身体的にもサポートしているのはラギーくんだと思います。 ラギーくんの何故か異常に低い自分の能力に対する自信を向上してくれるのもレオナさんの存在です。 2人が補完関係にあり2人だけで完結している限り、監督生 夢主 が入り込む隙なんてないように感じます。 しかしわたしは生粋の夢女子です。 レオナさんが監督生に好意を持つ要素、監督生でないといけない要素、ラギーくんに勝てる要素が知りたいです。 どれも「監督生じゃなくてラギーくんで良いのでは」という答えに行き着いてしまいます。 本当に思いつかないので知恵袋で質問させていただきます。 ふざけた長文になってしまいましたが切実です。 わたしがモブに転身しないためにも、よろしくお願い致します。 切実な文章にもかかわらず申し訳ないのですが思わず笑ってしまいました……。 夢女子というのはそもそも自分こそが相手キャラの嫁だ!と強く確信した上で妄想を広げていると思ったので、そういう悩みがある物なのかと感心しております。 ラギーに勝てる要素となると、例えばラギーより美味しい料理が作れるとか、ラギーよりレオナの感情の機微を理解してあげられるとか、ラギーがやっていることに勝るしかないのではないでしょうか。 どうしても比較対象にラギーが出てしまうからラギーに勝てないとなってしまうんですね…。 あとは夢主監督生のみが持っていることと言えば、女性であるという点ですかね。 BLを考えないなら唯一無二で配偶者になれる利点だと思います。 もうラギーを抜くということは考えずに、自分はレオナの嫁、ラギーはレオナの親友、みたいな考え方をした方が楽なのではないでしょうか…。 完全に妄想ですが、監督生の作ったものが食べたいとレオナが思うようになれば、料理の点だけでもラギーの負担が減るしたぶんそのことにラギーもすごく喜ぶ気がするので、いっそそういう感じでラギーを監督生とも親友であるポジションに持ってきて2人の恋の成就を手助けする役割にするとか……。 私自身夢女子ではないのでそうじゃないんだよ!! という回答でしたら申し訳ないです。 レオナの女になれるよう応援しております…。

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ラギー・ブッチくんの幼馴染

ラギー くん

注意 ・ガッツリ腐向け。 ・男主の攻め主。 ・ラギーくんメイン。 ・会話文多い。 ・時系列がめちゃくちゃかもしれん。 気にしないで。 全然オッケー!って方はお進みください!! [newpage] 今年、俺はナイトイレブンカレッジの1年生になった。 寮はイグニハイド寮だ。 俺は晴れて高校生になった。 だがその輝かしい高校の入学式にありえない事件が起きたことは記憶に新しい。 きっとこの小説を読んでいる人は分かるだろう。 オンボロ寮に監督生?と呼ばれている人が入ってきたそうだ。 魔力が全くない人間だそうだ。 興味はあるが関わることはないだろうと思っている。 そういえば、この前のハーツラビュル寮の寮長がオバブロした時にその現場にいたらしい。 詳しくは知らないけど。 そうだ、俺の話をしよう。 俺はイグニハイド寮だがイグニハイドだからと言って別に陰キャというわけではない。 自分でいうのもなんだが性格は明るい方だ。 というか普通だと思う。 寮にいると普通の性格でもすごく明るく見えてしまう。 寮長の弟のオルトさんもとても明るく目立つ。 さて、俺の話も終わったことだし今俺が置かれている状況について説明しよう。 今俺は、一目惚れをした。 いきなり何を言ってるんだって思うかもしれない。 一つ一つ説明するから聞いてくれ。 今の時間は昼食の時間だ。 友人と一緒に食堂に来ていた。 席につきご飯を食べながらパン争奪戦が行われている方に目を向けると最初で話題にしたオンボロ寮の監督生くんたちが何やら誰かと騒いで?いた。 どうやらあの狸くんのパンが取られたらしい。 パンを取った人に目を向けたその時、俺は目を奪われた。 まず、あの身長。 170cmくらいだろうか、俺からしたら小さくて可愛い。 確かに小さい人はこの学園にたくさんいる。 だが、俺が惚れたのはそれだけじゃない。 あ、ついでに俺の身長は193cmだ。 その次にあの顔。 垂れ目で小生意気なニヤケ顔。 目がが大きくて可愛い。 髪色も似合ってて好き。 それからあの耳。 耳から察するにハイエナあたりだろうか。 耳から可愛さが前面に出ている。 後半語彙力が死んでいたがそれぐらい衝撃だった。 衝撃すぎて隣にいた友人に即報告。 『なぁ・・・俺・・・やばいかもしれん・・・』 「あぁ?何がよ。 サンドウィッチに肉が入ってなかった?」 『ばっか、ちげぇよ!ちゃんと入ってた!』 「じゃぁ何。 」 『一目惚れ・・・してしまった・・・』 「サンドウィッチの肉が腐ってたか?」 『それ頭じゃなくて腹がおかしくなるやつじゃん!?違う違う!俺、本気!』 「本気だったらそれはそれで問題だろ。 一目惚れってことは性格もわかんないんだろ?」 『え、お前がまともなこと言うなんて・・・』 「チッ、で、誰に惚れたの。 」 『そう!そう!それよ!あの、背のちっちゃい・・・ほら!あそこにいる人!』 「あぁ?あ、あれってサバナクローの寮長の世話役じゃん。 」 『えぇ!?俺も世話してほしい!!』 「おー頑張れー」 友人は適当に俺を応援すると興味を無くしたのか自分のご飯をまた食べ始めた。 でもこいつはいつもこうだから気にしない。 だが、いい情報を聞いた。 つまりだ、サバナクローの寮長を探せば自然にあの子も見つけられるかもしれないと言うことだ。 ていうか、まじで俺も世話してほしい。 てか、俺だけの世話をしてほしい。 なんでもあげるから。 『なぁ、名前って分かる?』 「俺が知ってると思うか?」 『いや、思わないな!』 「うぜぇからオメェのパン一個もらうわ。 」 『だぁー!俺のパン!!』 名前は分からなかったがこれから知っていけばいい。 これからが楽しみだなぁ。 いいことがあったのでパンを取られたことは許してやるよ! とにかくあの人のことが知りたくて、俺はもうその日にクラスの知ってそうなやつに聞きに行った。 名前はラギー・ブッチ先輩。 2年生だそうだ。 俺1年だけど後輩に見えた・・・可愛い・・・あれで先輩かぁ・・・可愛いなぁ。 さて、どうやって近くかが1番の問題だ。 指を加えて見ているだけなんて絶対にいやだ。 あんな可愛い子、すぐに誰かに食われてしまう。 あのサバナクローの寮長にいつか食われるかもしれない。 もしかしたらもう食われてるかも・・・そんなこと、絶対に許せない。 でも、きっかけがないと怪しまれるよなぁ。 どうしよう。 とりあえず寮に帰るかぁと思い鏡の間に行くと、なんと、そこには、俺の一目惚れした人が・・・!!!ラギー先輩が・・・!!いる・・・!!嘘・・・!?なんで・・・!?あ、今から寮に帰るのか・・・。 ちょ、ちょっと・・・!! 『あ、あの・・・!!ラギー先輩・・・!!!』 「??あんた、誰っすか?どこが出会いましたっけ?」 『い、いえ、そうではなくて・・・!』 やばい、つい話しかけてしまった。 なんて言えばいい。 「友達になりましょう。 」いや、馬鹿か。 怪しまれて終わりだろ。 「俺の世話してください。 」アホすぎる。 プロポーズかよ。 え、どうしよう。 黙ってたらもっと怪しまれる・・・! 『えと、あの、ひ、一目惚れしました!!!』 「は・・・???」 あぁー!!!!!!やっちまったー!!!!!!考えてた回答よりも馬鹿だよ!!!何考えてんだ!!!!!ハゲか!!!!俺は!!!!!!ふっざけんなよ!!!!!どうしよう、めっちゃ怪しんでるよ!!!いやー!!!!なんて言えばいいのー!!!! 『いや、あの、すみません・・・』 「シシシッ!あんた面白いこと言うっすね。 」 ひっ!!!!わ、笑ってくれたー!!!!!!クッソ、可愛い!!!!好きだー!!!!!!!笑ってくれてよかったー!!!!!! 「あ、すみません。 俺、急がないといけないんだった。 んじゃ、告白嬉しかったっすよ。 」 ラギー先輩は笑顔で鏡の中へ消えっていった。 う、嬉しかったって・・・か、可愛いい!!さらに好きになった・・・。 あー!!!これは好きが止められないよー!!早速、友人に報告しなきゃ!! イグニハイド寮に着くと昼食を一緒に食べた友人に先ほどの出来事を一気に話した。 友人はとても興味なさそうだった。 ていうか、ゲームしてた。 絶対話きいてないだろ。 [newpage] ラギー先輩への思いを心にひめたまま数日たったある日の放課後。 放課後、友人と中庭に行くとそこにはオンボロ寮の監督生と狸とハーツラビュル寮の寮長と他3人がいた。 学年はわかんない。 あ、でもあの2人は1年か。 そいつらが何してんだろと友人と話をしながら眺める。 そこにオクタヴィネルの寮生が話しかけている。 どういう状況なんだ・・・。 「あぁ、そう言えば、あいつらトラブルメーカーって周りに言われてるらしいぞ。 」 『あ、やっぱそんな感じなんだー!まず、オンボロ寮の監督生っていうレッテルがもうトラブルメーカーだよなー!』 「なんそれ意味わっかんね。 」 『は!!??お前漫画読んだことないのか!?』 「うるせぇ、カスは黙ってろ。 」 『ひっどーい!!あ、あいつら逃げてくな。 追いかけてみる?』 「なんでだよ。 トラブルに巻き込まれるだけだぞ。 」 『いや、もしかしたらラギー先輩に会えるかもしれない!だってさ、一目惚れした時もあの人たちいたんだぜ!?巡り合わせてくれるかもしれないじゃん!』 「初めて話したときはいなかっただろ。 あいつら。 」 『でもでも!暇でしょ!ほら!行くよ!』 友人の腕を引っ張りながらこっそりあいつらを追いかける。 もちろん、オクタの2人にも見つからないように。 メインストリートに着きあいつらの会話に耳を済ませる。 すると、なんということでしょう!今からサバナクロー寮に行くらしい!!やっぱり、あの人たちは巡り合わせてくれるー!いや、今回は俺から会いに行ってるようなもんだけどさ!! 鏡の間に着き、あいつらが鏡の中に入って少ししてから後ろをついて行く。 すぐに行くとバレちゃうからね。 バレたらなんて言い訳すればいいのか分からないよ。 サバナクロー寮の前に着き、岩の影から成り行きを見守る。 どうやら1年のジャックくん?に用事があったらしい。 もう、どっか行っちゃったけど。 あ!!!????ちょっと待って!!!!!!????ら、ららら、ラギー先輩だぁあああああ!!!!!!!ああああぁああ!!!友人が冷たい目で見てくるけどしらねぇえええ!!てか、ラギー先輩の隣にいるのが寮長なのかな!!!??イケメン!!??勝てる気がしないのだが!!!???待って、ま、マジフト!!??ラギー先輩のマジフト!!??み、見たい!!! 「おい、そろそろ興奮抑えないとバレるぞ。 」 『だ、だいじょ「おい、そこに隠れてるやつ、出てこいよ。 」大丈夫じゃなかったぁあああ!!』 「あれ、あんたこの前の人じゃないっすか。 」 『え、覚えててくれたんですか!!??感激です!』 「そりゃぁ、あんな初対面、忘れろって方が難しいっすよ。 」 『え、えへ』 「おい!そんなことより早くマジフトするんだぞ!」 『今俺とラギー先輩が喋ってんでしょうが!!』 「先にこっちが話てたんだぞ!」 『はーん?関係ないね!今が大事なんだよ!!』 狸に邪魔されたのはムカつくがラギー先輩がマジフトをしているところを早く見たいので今日のところは我慢してやるよ。 次回、ラギー先輩のマジフト姿に興奮しちゃうぞ! [newpage] 名前の出なかった主人公 ラギーくんに一目惚れした。 性格を知っても好きが高まった。 友人とは寮と同室。 ユニーク魔法は習得しているがあまり好きじゃないので、隠している。 名前の出なかった友人 うるせー同僚の友達(主人公)がいる。 実は同じ学園に好きな人がいる。 誰にも言ってない。 ラギー・ブッチ いきなり告白された。 びっくり。 てか、誰っすか。 この人。 告白された日からずっと頭の中に主人公の顔が離れない。 監督生 いきなり出てきた知らない人にびっくり。 とりあえず、グリム、落ち着いて。 グリム なんだこいついきなり出てきて!早くマジフトするんだぞ!.

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#4 ミニスカートは男のロマン?

ラギー くん

「いいじゃん!」 「だめッス」 「なんで!」 「なんでも」 「うう……ラギーのわからずや〜〜!!」 「えっ、ちょ」 制止の声を無視して私はラギーの部屋を飛び出した。 ラギーが追いかけて来るのがわかったけど、全力疾走するには心もとない服を着ているので、物陰に隠れたり、細い道を曲がったりしてなんとか逃げ切る。 さすがに見失ってくれただろうというところで一息ついた。 「似合ってないのかな…」 今私は、ナイトレイブンカレッジの制服着ている。 けれどいつもよりかなり、足元が涼しい。 スラックスではなくプリーツスカートを履いているからだ。 ナイトレイブンカレッジに生徒として在籍することになった時、支給されたのは皆と同じ制服だった。 女子生徒用の制服の用意はないのは当然だ。 けれど先日学園長にお願いしてみたら、あっさり用意してくれたのである。 それを渡してもらったのが今日の昼休みのこと。 放課後ラギーの部屋を訪れ、意気揚々と披露したのだが、ラギーの反応は想像とは違うものだった。 『それ…明日から学校着てくつもりスか』 『うん!どう似合う?』 『…. だめッス』 『え?』 『それ着てくのは禁止』 頑なにスカートスタイルにNGを出すラギーとそのまま口論になり、飛び出してしまったわけである。 てっきり喜んでくれると思って見せたのに。 というか何故ラギーの許可をもらわなきゃいけないんだろう。 「監督生?」 「ジャック!」 人気のない廊下でモヤモヤとしていたところに通りかかったのはジャックだった。 運動着を着ているので、部活の帰りだろうか。 「どうしたんだ?ってあれ、その服…」 「へへっ学園長が用意してくれたんだ〜どう、可愛い?」 「ああ、可愛いな」 「!?」 スカートをなびかせるようにくるりと一周して見せると、ジャックはさらっと褒めてくれた。 冗談にまっすぐ返されて気恥ずかしさがあるが、その顔を見ればお世辞じゃないとわかるので嬉しい。 「ありがとね」 「っ、いやべつに俺は」 ほっとした気持ちで笑いかけるとジャックが頬を染める。 恥ずかしいことを平気で言う一方で、自分もすぐ真っ赤になってしまう彼である。 「似合わないかなあって落ち込んでたから嬉しいな」 「似合わない?誰かに言われたのか」 「ん〜そう言われたわけではないけど」 「照れ隠しってやつじゃねえか」 「エーデュースあたりはなんか、絶対からかってくるよね」 「ははっ、あいつらはたしかにな」 馬子にも衣装〜くらいが良いとこだろうか。 まあ、私が可愛いって思ってるんだからなんて言われてもいいけどね。 唯一言って欲しい相手からは、期待通りの評価はもらえなかったけど。 「ジャック」 「制服って、好き?」 「制服?いや、窮屈だし」 「そうじゃなくて、制服着てる女子ってどうかな」 「は?なんだその質問」 「いや…なんでもないや」 まったくわからないという顔で首をひねるジャック。 まあジャックはそうだよねなんて苦笑しながら、頭の中では数週間前の記憶が蘇っていた。 学園でバスケの大会が開かれていたその日は、外部の客がかなり押し寄せるいうことで、私はアズール先輩の頼みでモストロラウンジの手伝いをしていた。 『他校の女子きてる!』 『ちょっと、盗撮は禁止ッスよ』 『いやいや〜さすがにそれはしないって。 でもセーラーっていいよねえ。 男のロマン!』 同じく駆り出されていたラギーが、となりのテーブルでケイト先輩と話しているのが耳に入る。 『ね、ラギーくんもそう思わない?』 『オレはブレザー派ッスね』 『え、なになに?ラギーくんの性癖暴露とか超貴重じゃん〜〜』 『性癖って……制服嫌いな男とかいないっしょ』 実を言えば、女子用の制服を着たいと思ったのはそんな会話がきっかけだった。 学園長に普通の女子高生らしく過ごしたいんだと訴えたのは嘘ではなかったが、一番の動機はラギーに見てほしかったからである。 制服好きって言ってたのに、私の制服じゃ刺さらないっていうのか。 またモヤっとしてしまった私は、半ばヤケクソでジャックに話しかけた。 「ねえジャック!制服デートしよ!」 「は…で、でーと!?」 「せっかく可愛い制服着れたんだから、デートしたい気分なの!クレープ食べてプリクラ撮りたい!」 「プリ…?なんだか知らねえけど行かねえからな!」 「ジャックのケチ〜〜〜」 「ケチってお前なあ。 こんなとこラギー先輩に見られたら——」 「なあ〜にしてるんスかあ?」 聞こえてきた声に二人して固まる。 ギギギッと機械人形さながらの効果音をつけて振り返れば、案の定ラギーが立っていた。 見るからに怒っているラギーにジャックが顔を真っ青にしているけれど、簡単に折れてはあげないんだから。 「ラ、ラギー先輩!!ち、ちがっ俺は」 「な…なに?私今からジャックとデート行くから、邪魔しないでよ!」 「はあ?」 周囲の温度が一気に下がった。 なに今の。 過去に聞いたことないくらい低い声だったんだけど。 内心めちゃくちゃビビりながらもジャックにひっついていた私だが、近寄ってきたラギーにべりっと剥がされてしまう。 「ジャックくん、ちょ〜っと外してもらえます?」 「えっ」 「や、やだ!ジャック!見捨てないで!」 「先輩命令、聞けるッスよねえ?」 「は、はい!」 「いい子ッス」 見捨てないでと泣きついてみたが、ジャックがラギーの命令に背くはずもない。 悪いなと言って去っていってしまった。 人気のない廊下に取り残されたのは私たちだけ。 「機嫌、なおしてくださいよ」 「ずっと不機嫌なのはそっちじゃん」 はあっと大きなため息をつかれて身体がびくりと震える。 喧嘩したいわけではないのにな。 でも何が悪いかわからないのに謝るのも嫌だった。 面倒くさい奴だって思われたかもしれない。 似合ってもいない制服を着てはしゃぐ私を、滑稽だと思われていたら、なんて考えてしまうと、うっかり涙腺が刺激される。 悟られないように俯いたのだが、頬をぶにっと掴まれて無理やり上をむかされた。 「な〜に泣いてるんスか」 「泣いてないし」 「泣かせたいわけじゃなかったんスけどね」 「……なんでそんな怒るの。 彼女が可愛い制服姿見せてあげたっていうのに」 「そりゃ、可愛いからッスよ」 「え?」 今、可愛いって言った? ぱちりと目を瞬かせれば、目の前の男はにやりと笑った。 「こーんな短いスカートはいちゃってさァ」 「ひやっ」 「誘ってるって思われても仕方ないッスよね?」 ラギーの左手が、むき出しの太ももに置かれ、するりと撫でられる。 その手を掴んで止めようとするも力が違いすぎて剥がすことができない。 後ろに逃げようと後ずさると背中はすぐに壁にぶつかってしまった。 「ちょ、何して」 「無防備する彼女にお仕置きッス〜」 「こんなとこで何かんがえ——」 うるさいとでも言うように、口を塞がれた。 さっきまで喧嘩してたというのに、いきなり空気変えてくるのやめてほしい。 どんな風に受け止めていいのか戸惑っていた私だが、優しく髪を梳かされ、下唇を食まれるうちに、脳が熱にうかされる。 力を抜いた私に気づいたのか、ラギーの舌がぬるりと侵入してきた。 「んん…ッ」 上顎や歯茎を刺激されて、快感に身体がもぞもぞと動く。 人気がないとはいえ、いつ誰かが通りかかるかもわからない。 その緊張感が高鳴る心臓を余計に早く動かす。 ラギーの手の軌道に合わせて、触れられた場所が熱を持っていくようで。 「ラ…ギー、もう…」 「あーあーそんなとろけた顔しちゃって。 とりあえず移動しますか」 「はぁっ、ちょ、ちょっとタイム」 「人に見せられないような顔してるって、自覚あるみたいでよかったッス」 「…………」 すっかり上機嫌になったラギーがにっこりと笑う。 そして「あっ」と何かを思い出したかと思うと、突然ジャケットを脱いでこちらに渡してきた。 「はいこれ」 「え?」 「腰に巻いてください」 「な、なんで…」 「さっきも言ったッスけど、それ、短すぎッスからね?」 そう言われてスカートを見下ろす。 短い…かな?私の感覚からすれば、全然普通の丈ではあるのだけど。 というか、ラギーが不機嫌だった理由って……。 「私の制服姿を人に見せたくない、的な?」 「………」 ぼそりと言った言葉は図星だったようで、ラギーは気まずそうに頭を掻いている。 「なにそれ!」 「いやわかるでしょ」 「わからないよ!」 「言う前にアンタが逃げ出すから……」 原因がわかって、やっと安心した。 どうやら私の制服姿がお眼鏡にかなわなかったわけではないようだ。 過保護すぎるように思うけれど、独占欲みたいなものを感じてちょっとだけ嬉しくなる。 「わかった……明日、学園長に返してくる」 「あ、返さなくていいッスよ」 「え?」 「オレの部屋で着るのは、大歓迎なんで」 「え」 「ほら、そろそろ部屋戻るッスよ 「え!!」 「大丈夫。 ちゃんとクリーニングはしとくんで」 「クリーニングってなんで…」 「いや〜制服ってやっぱ男のロマンッスねえ」 そのまま部屋に引きずり込まれた私は、深い学びを得た。

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