マクロ ゴール 軟膏。 褥瘡治療薬一覧~黒色期・黄色期~【ファーマシスタ】薬剤師専門サイト

BZM軟膏

マクロ ゴール 軟膏

褥瘡治療には主に外用薬が使われます。 褥瘡の創部に壊死組織が付着していた場合、そのままでは肉芽形成が進みません。 壊死組織は感染の原因にもなったりしますので、まずは壊死組織を取り除くことが大切です。 それぞれの時期で使用される薬剤が異なってきます。 有効成分だけでなく、基剤に吸水性があるかどうかなどの 「基剤の特性」も考慮して薬剤を選択しなければいけません。 この記事では黒色期・黄色期で使用される褥瘡治療薬について解説します。 褥瘡の時期についての説明はこちらに記載しています。 赤色期・白色期の褥瘡治療薬はこちらにまとめています。 黒色期の状態と治療薬一覧 黒色期の状態 黒色の硬い壊死組織が付着しています。 壊死組織を放置したままにしておくと感染のリスクが高くなるため、早めに取り除く必要があります。 黒色期の治療 医師による外科的デブリードマン(壊死組織をハサミやメスなどで取り除くこと)が主な治療となります。 壊死組織が薄く柔らかい状態であれば薬剤を使うこともあります。 黒色期の治療薬 壊死組織を取り除く薬剤として、ゲーベンクリームやブロメライン軟膏などがあります。 ゲーベンクリーム(スルファジアジン銀) 銀含有成分であり、抗菌作用が期待できます。 滲出液があまり多い創に使用すると、水分過多になり悪化することがあるため注意が必要です。 ブロメライン軟膏(ブロメライン) 吸水性のマクロゴール軟膏が基剤になっているため、滲出液が少ない創では効果が期待できません。 有効成分は 蛋白分解酵素のため、強い壊死組織除去効果を持っています。 酵素の作用で正常皮膚を傷つけてしまうことがあるため、周囲の皮膚にワセリンを塗るなどして保護することも大切です。 黄色期の状態と治療薬一覧 黄色期の状態 黄色の壊死組織が創面に残っている状態です。 黄色壊死組織は、硬いものと柔らかいものがあります。 壊死組織のため、黒色期と同様に創の感染に注意が必要です。 黄色期の治療 滲出液の量をコントロールして、適切な湿潤環境を保ちながら壊死組織を除去します。 壊死組織を除去しながら肉芽形成へと促していきます。 黄色期の治療薬 黒色期と同様に、ゲーベンクリーム、ブロメライン軟膏、ユーパスタなどが使われます。 ゲーベンクリーム、ブロメライン軟膏は黒色期を参考にしてください。 ユーパスタ(白糖・ポビドンヨード配合) マクロゴール基剤のため吸水作用があり、肉芽が浮腫をおこしていたりする場合に適しています。 また、主剤の ポビドンヨードによる 抗菌作用があるため感染を制御したい場合に使われます。 ただ、滲出液の吸水力が強いため、 乾燥している創には不適です。 もちろん 肉芽形成促進作用があります。 ユーパスタにはイソジンシュガーパスタやネグミンシュガーなど様々な後発品がありますが、吸水力はどれも同じというわけではありません。 吸水力が一番高いのはユーパスタであるとのデータが出ています。 カデックス軟膏(カデキソマー・ヨウ素) カデックスとは 吸水性ポリマービーズである カデキソマーに ヨウ素を配合したものです。 カデックスと基剤のマクロゴールが1対1で配合されたペーストです。 殺菌消毒作用があり、カデキソマーとヨウ素で膿、細菌などを吸収します。 カデキソマーは吸水性ポリマービーズであり、基剤が吸水力のあるマクロゴール軟膏のため、ある程度は滲出液を吸収してくれますが、ビーズ内に保持された水分により湿潤保持にも働くため、 滲出液が多い場合には避けた方がよいです。 また、洗浄の際には創内にビーズが残らないようにしっかりと洗浄することがとても大切です。 まとめ 壊死組織は細胞の増殖を妨げ、感染の原因となります。 黒色期・黄色期はともに 壊死組織除去を大きな治療目標とします。 黒色壊死組織は 外科的デブリードマン(壊死組織をハサミやメスなどで取り除くこと)、黄色壊死組織は薬剤による 化学的デブリードマン(壊死組織を薬剤などで取り除くこと)が主な方針となります。 壊死組織の状態や、滲出液の量に応じて薬剤を選択することが大切です。 褥瘡の関連記事 参考文献• 早くきれいに褥瘡を治す「外用薬」の使い方 古田勝経• 日本褥瘡学会 褥瘡局所治療ガイドライン• 白糖・ポビドンヨード配合軟膏の製剤特性の比較について 高山幸三 医と医学2000• 処方改良ユーパスタコーワの類薬と製剤特性の比較 高山幸三 医と医学2005.

次の

褥瘡治療薬一覧~黒色期・黄色期~【ファーマシスタ】薬剤師専門サイト

マクロ ゴール 軟膏

私もピーリングについての知識はほとんど無いのですが、 軟膏基剤に用いるマクロゴールのことでしょうか? マクロゴールは水溶性の高分子(400は高分子ではなくてオリゴマー?)で、すでに回答がありますが、400と4000といった数字は、平均分子量(重合度)を表しています。 形状は、400は(グリセリンのような)粘性の液体、4000はパラフィン状(塊、粉末あるいはフレーク状)の固体で、どちらも軟膏基剤として用いられます。 一般的には軟膏の硬さを調節するために、両者を混ぜて用います。 (目的の硬さによって配合比はかわりますが、普通はそれぞれ同量程度を混ぜるかな?) No. 1の方もおっしゃっていますが、分子量が大きいほど毒性は低くなります。 ただ、どちらにしても毒性の低い物ですし、皮膚からはほとんど吸収されませんので、軟膏に使うなら毒性を気にする必要は無いと思います。 通常は400を使うのかもしれませんし、湿度によって使い分けているのかもしれません。 若干ですが毒性に差が有るようです LD50がキロ当り30gということは体重40キロの方の場合、軟膏を1. 2キロ食べた場合死ぬ可能性が50%という意味です。 気にする必要は無いでしょう。 参考URL: A ベストアンサー 非常に大まかに言うと次の通りです。 PQ:製造工程で使用する機器が正確に動いていることを確認、保証すること PV:製造プロセスが目的の製品を製造するのに適していることを確認、保証すること 参考までに、それぞれ下記のように定義されています。 PQ(性能適格性評価;Performance Qualification) 設備及びそれに付随する補助装置及びシステムが,承認された製造方法及び規格に基づき効果的かつ再現性よく機能できることを確認し文書化すること。 PV プロセスバリデーション;Process Validation 設定パラメータ内で稼働する工程が、設定規格及び品質特性に適合した中間体・原薬を製造するために効果的かつ再現性よく機能できることに関する文書による確証である。

次の

ポリエチレングリコールとマクロゴールとマグコロールの違い

マクロ ゴール 軟膏

バイオ・メディカル事業本部 機能材料研究部主任 堀江 誠司 [お問い合わせ先]バイオ・メディカル事業本部営業部 医薬品は、飲む内用剤、皮膚や粘膜に使用する外用薬、血管などに直接入れる注射剤などがある。 用途や目的に応じて、粉薬から錠剤、クリーム状から液状までさまざまな形で製剤化されている。 その安定性、安全性や均質性を保持し、製剤の特徴に応じて溶解促進や徐放化などの目的で添加される物質を医薬品添加物といい、ほとんどの医薬品は薬効成分とこの医薬品添加物から成る。 本稿では、医薬品添加物としてさまざまなはたらきをする三洋化成の医薬品用ポリエチレングリコール『マクロゴール』を紹介する。 ポリエチレングリコール 当社は1960年に日本で初めてポリエチレングリコール(PEG)を製品化し、PEGはさまざまな分野で活躍している。 そのうち、医薬品・医薬品添加剤用に用いられるPEGは『マクロゴール』として区別されている。 PEGは図1で示すような一般式で表される。 高分子化合物のため分子量分布を持つ。 その種類は通常、数平均分子量で規定される。 当社は数平均分子量約200から約20,000のPEGを取りそろえている。 このような特長から医薬品・医薬品添加物、ヘアケア・スキンケア製品、洗剤、顔料分散剤、潤滑剤、バインダーなど、さまざまな用途に使用されている。 医薬品用については日本薬局方(局方)または医薬品添加物規格(薬添規)に収載された規格を満たすPEGを『マクロゴール』として、当社は表1に示す6品種を上市している。 安全性、品質を確保するために、製造設備や品質管理における厳しい基準(GMP:Good Manufacturing Practice)に準拠した管理体制(医薬品添加剤GMP自主基準適合)のもとに製造している(図2)。 『マクロゴール』の特性 (1)性状と物性 『マクロゴール』は、分子量により液状、ペースト状、固体状(フレーク状または粉末状)と性状が異なる(図3)。 蒸気圧などの物性も異なり(表2)、複数の『マクロゴール』を混合して、製剤の硬度や粘度などを調整することができる。 (2)各種溶媒に対する溶解性 『マクロゴール』の溶解性を表3に示す。 無極性溶媒に関しては温度が高くてもほとんど溶解しない。 (3)安全性(毒性) 『マクロゴール』は毒性(急性経口毒性LD50値)の低い化合物である(表4)。 その毒性は、分子量が大きくなるほど低下していく傾向がある。 (4)経時変化 局方または薬添規には、『マクロゴール』のpHは4. 0~7. 0と幅広く規定されている。 その理由は、『マクロゴール』をはじめとするポリエーテル化合物は、酸素ラジカルによる酸化劣化を受け、pHが低下する経時変化があるためである。 一例として、図4に『マクロゴール1500』の経時変化を示した。 保管温度が高いほど経時変化が進むため、経時変化抑制のためには冷暗所などでの保管が必要である。 また、『マクロゴール』は吸湿性を有するため、湿気を避ける必要がある。 吸湿性は分子量が大きくなるほど低下する。 マクロゴールの用途例 (1)医薬品添加物について 医薬品添加物は、その使用目的により賦形剤、結合剤など70種類近くに分類される1)。 (2)用途例 『マクロゴール』は毒性が低く、さまざまな性状があり汎用性が高いことなどから、医薬品用添加剤として幅広い用途で使用されている(表5)。 液状の『マクロゴール』は保湿剤や外用液剤の安定化剤、脂溶性薬物の可溶化剤などとして使用され、薬物を患部に効果的に浸透させることなどができる。 ワセリン様のペースト状の『マクロゴール』は理想的な粘度を持つ軟膏調合ができ、薬物を均等に皮膚に塗り伸ばすことができる。 パラフィン様のフレーク状または粉末状の『マクロゴール』は成形性があり、座薬用途に適している。 また、錠剤用コーティング剤に添加すると表面の平滑性が増す。 錠剤の硬度を向上し、摩損度や流動性を改善することができる。 今回は、『マクロゴール』の用途のなかでも、紹介される機会が少なかった腸管洗浄剤や血漿分画用沈殿剤について以下に紹介する。 (3)腸管洗浄剤 大腸がんなどの大腸疾患の検査や手術前には腸管内をきれいにする必要があり、腸管洗浄が行われる。 洗浄が不十分だと病変の見落としや誤認、手術後の吻合不全や感染症のリスクにつながるため、腸管洗浄は重要である。 PEG系の腸管洗浄剤は、体液の水分や電解質バランスを考慮して、製剤中の電解質の種類や濃度を調整し、これに腸管内での水分を保持するためPEGを加えたもので、糞便をより柔らかくして排出することができる。 また、PEGが代謝、吸収されないため、そのまま体外に排出されることが特長である2)。 体液のバランスを崩さず服用でき、身体への負担が少ないことから、近年主流となっている。 (4)血漿分画用沈殿剤 通常、成人の血液量は体重1kgにつき約80mLあるといわれている。 血液は赤血球、白血球、血小板の細胞成分と、血漿と呼ばれる液体部分から成り立っている。 血液全体のおよそ45%が細胞成分で、残りが血漿成分である。 献血などで集められた血液から作り出される医薬品を総称して血液製剤と呼び、輸血などに用いられる成分製剤(赤血球、白血球、血小板)と、治療などに有効な抗体や血液凝固成分などのタンパク質を精製した血漿分画製剤に分けられる。 『マクロゴール』は、血液から有用なタンパク質を分離・精製(分画)する際に用いられる沈殿剤にも用いられている。 血漿は性質の異なるさまざまなタンパク質成分約7~8%、水分約90~91%、その他糖や脂質などの成分より成る。 このなかから、アルブミンなどの特に重要なタンパク質を物理化学的に分離し、成分ごとに精製したものを血漿分画製剤という。 タンパク質は20種類のアミノ酸が縮重合したものであり、構成しているアミノ酸の種類や配列などで分子特性が変わる。 そのうえ、血漿タンパク質の多くは糖鎖や脂質と結合して存在しており、分子特性をさらに複雑にしている。 このため、血漿タンパク質の分画は、これらの分子特性、分子量、形状などに基づいて条件を変化させ分離・精製しなければならない。 PEGは誘電率を低下させるだけでなく、排除体積効果によりタンパク質を沈殿させる。 その作用機構を図5に示した。 タンパク質近傍のPEGが入り込めない領域とPEGが存在する領域の間に生じる浸透圧が駆動力となりタンパク質同士が接近し、それぞれ会合することで熱力学的に安定化しようとする4)。 またPEGはタンパク質分子の変性を最小限に抑えて沈殿できることも利点として挙げられる。 このように『マクロゴール』は医薬品製造時にも活躍している。 今後の展望 現在、日本には局方と薬添規があるが、医薬品製造のグローバル化に伴い、アメリカ、ヨーロッパを含む3局の国際調和が進められている。 当社は、このような世界品質規格に対応した製品のラインアップを図り、日本はもちろんグローバルに医療分野に貢献していく。 また、近年の医薬品の高度化に伴い、ニーズに合った医薬品添加剤開発や、さらなる高品質化を進めていく。

次の