コロナ 口臭。 お口のお手入れで新型コロナウイルス感染を防ごう!

新型コロナでマスク、臭いの原因は口臭? 見直すべき4つの習慣

コロナ 口臭

Contents• スマホを見すぎるとなぜ口臭の原因になるのか? スマホやパソコンを見ている時って下の方に機器がないですか!? スマホを首を上向きに傾けて見れば、唾液も出て、猫背解消にもなるのですが、なかなか上向き姿勢は続けられないです。 下ばかりを見ているとうつむいた姿勢になり、舌下腺、顎舌線を圧迫してしまうため唾液が出にくくなります。 集中してしまうあまりに交感神経優位になり、誰とも話さない状態が続くため、顔ががかたまっていきますのでなおさら唾液が出にくくなります。 唾液が出にくくなると口の中がネバネバ状態になり、抗菌作用のある唾液が出にくくなり、口臭の原因になりますね。 電車に乗っているとだらだらとスマホを見ていて、乗り過ごすなんてありませんか? 時々目をつぶって気分転換しましょう! 家庭でスマホやパソコンを見ているとついつい長時間が過ぎてしまいます。 タイマーをかけておいて、気分転換に30分に一回立って、手を天井に上げたり、唾液分泌のために水分補給やお口の体操でスマホ口臭を防ぎましょう。 舌苔(ぜったい)を取る舌磨きってどうするの? 舌を歯ブラシでゴシゴシするのは簡単でされている方も多いと思いますが、 実はかなりヤバいです。 歯ブラシは歯を磨くもので、舌を磨く形状にはなっていません。 歯ブラシでの舌磨きは舌を傷つけてしまい、逆に口臭や口内環境を悪化させます。 舌の角度にそった舌磨き専用の道具は薬局や100円ショップで販売されています。 舌磨きを行うタイミングは舌苔の一番多い起床時に行います。 喉に近い結構奥まで道具を入れて磨きますので首の喉ボトケあたりの下の部分を押すと「オエっ!」とならずにすみます。 それを習慣化していくと朝一番の唾液がネバネバからサラッとした質に変わります。 そもそも舌苔ってなんなの?って思われませんか? 舌苔は食べかすや細菌の集まりです。 白い苔みたいなのが毎日たまっていくから、口の中が不衛生になります。 スマホをしていたら、唾液が出にくくなり、舌苔も流れにくくなります。 ツバって食べ物を食べるのに重要だとは思わなかった! 唾液を出来るだけ多く出すには、 まず、一口食べたら、お箸を置いて30回から50回かむ。 よく噛むことで脳の刺激にもなります。 早食いはいけませんね。 あまり噛まずに飲み込んでいたら、唾液があまり出ないまま栄養が吸収できずに腸を通り過ぎてしまうのでNGです。 せっかく食べたのに栄養を吸収出来ないので残念過ぎますね。 今日のNHKの朝のニュースで 歯磨きは新型コロナウイルス感染予防に有効かどうかというのを短時間でやっていました。 この前の舌磨きとは異なり、歯科医療者としても納得出来る回答でした。 お客様と話す営業や店員だとなおさら口臭すると嫌ですよね。 ミルクコーヒーとタバコの組み合わせが最悪という記事が出ました。 コーヒーを飲むと口臭がするのはその飲んだ後だけだと思っていましたが、実は次の日にも臭うことも多いにあるとのことでした。 それってやはり口の中のケアがとても重要ってことですよね。 病は口からと言いますが、舌磨きをして口臭対策と歯周病予防をしましょう。

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お口のお手入れで新型コロナウイルス感染を防ごう!

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小型家電ブランドのブラウン(P&G、本社:神戸市)の電動歯ブラシ「ブラウンオーラルB」では、20〜60代の男女10,000人を対象に、コロナ禍におけるオーラルケアに関する実態調査を行いました。 コロナ禍において免疫力を保つ鍵として口腔衛生状態が注目され始める中、依然として約9割はオーラルケアを変えていないことが判明しました。 さらに「むし歯」「歯周病」「口臭」に不安を感じている人は約7割いるにもかかわらず、全体の47. 詳しい調査結果とともに、歯科医師の伊藤公一先生に口腔衛生環境と健康について、また、この時期だからこそ見直すべきおうちで実践できる適切なオーラルケアのポイントを解説いただきました。 コロナ禍でも歯磨き習慣は以前のまま。 むし歯や歯周病を心配するも歯科医院への通院は自粛 ・家庭での歯磨き習慣は時間も回数も「以前と変わらず」(「変わらない」=歯磨き時間88. 2%、歯磨き回数89. 2%)。 ・コロナ禍による生活変化でお菓子を食べる回数が「増えた」18. 5%、ちょこちょこ食べ・飲みが「増えた」20. ・日本人の7割がお口の中に不安あり!「むし歯」73. 6%、「歯周病」75. 5%、「口臭」69. 6%が不安。 女性の方が不安度高め。 ・しかしながらコロナ禍により約半数が歯科医院への通院を自粛47. 5%=「行かないようにしている」(39. 2%)+「回数を減らした」(8. 4%) ・通院自粛は男性(40. 2%)より女性(55. 0%)に多い。 歯科医師 伊藤先生に聞く、コロナ禍におけるお口の健康の重要性と見直すべきケア方法 ・お口の健康は全身にも影響。 マスクの息苦しさによる口呼吸が口臭の原因となる場合も。 ・おうちでできる口腔内の簡単チェック方法を紹介 ・毎日の歯磨き習慣が最も重要。 水に溶けにくいネバネバした細菌の塊「歯垢(プラーク)」をこすり落とすことがポイント。 ・歯垢がたまりやすい歯と歯の間や歯ぐきのキワをしっかり磨ける歯ブラシや歯間クリーナーなど、自分に合うものを選んで正しく使おう。 歯科クリーニングのようなプロフェッショナルケアをおうちで!今すぐ取り入れたいオーラルケア製品 ・独自の丸型ブラシが水に溶けにくい歯垢も物理的にこすり落とすから、歯垢除去率99. スマホアプリで正しい歯磨きを実現する「ジーニアス」シリーズ。 歯磨きのあとのワンステップで、磨き残しのない、健康的な口腔環境へ導きます。 手磨きとの比較 20〜60代1万人に聞くコロナ禍における「オーラルケア実態調査」 20〜60代の1万人にコロナ禍オーラルケアに関する調査を行いました。 コロナ禍で口腔衛生状態が免疫力を上げる鍵として注目され始めるものの、約9割は歯磨き習慣がこれまでと大きく変わらないと回答。 また、自粛や在宅勤務の際、食べ物や飲み物を取る頻度は上がっているためか、むし歯や歯周病、口臭などのトラブルに不安を感じる人は約7割にも上ります。 一方で、歯科医院への通院は減少傾向にあることが分かりました。 歯科医師 伊藤先生に聞く、コロナ禍におけるお口の健康の重要性と見直すべきケア方法 口腔衛生状態は全身の健康にも影響します。 うがい、手洗い習慣と同様に、 適切な歯磨き習慣は免疫力や健康を保つ鍵です。 この時期こそ、おうちでできるセルフケアを見直し 新たな習慣にしていくことが重要です。 伊藤公一先生 医療法人徳真会グループ 目黒歯科クリニック 院長 日本大学名誉教授 日本歯周病学会元理事長 お口の健康は全身にも影響。 緊急性のある症状は我慢をせずに歯科医院に相談を。 今回の調査は1万人もの大規模な調査であることから、信頼のできる結果だと考えられます。 およそ半数の人が歯科医院への通院を控えていますが、痛みや腫れなどの症状があれば、すぐ歯科医院に連絡し、受診することをお勧めします。 従来から歯科医院では歯科医師および医療従事者は感染予防策を徹底して行っています。 また現在の状況を受け、受診前の検温や、患者さま同士の距離を保つなどの策を講じていますので、安心してご来院いただきたいですね。 もし、そのまま我慢すると、そうした痛みなどがストレスになり体調不良になったり、免疫力が低下するなどのリスクが高まります。 特に症状がない方は、定期健診のアポイントなどは調整してもよいでしょう。 ただし、歯周病のケアは3カ月に一度歯科医師・歯科衛生士による定期管理が欠かせません。 極端に遅らせることなどは避け、適切に対処していきましょう。 口腔衛生は健康の基本!うがい手洗いに加え適切な歯磨きも健康管理に役立ちます。 「口は万病の元」という言葉の通り、口の中をよい環境に保つことが健康の基本です。 口の中には400〜700種類もの細菌がすんでおり、外からウイルスや悪い細菌が入ってこないような口腔内環境づくりをしています。 しかし、私たちがオーラルケアを怠ると、むし歯や歯周病を引き起こし病気になりやすい悪い環境に傾いてしまいます。 口腔衛生状態が低下し、歯周病になると、口の中にいる歯周病菌が全身に広がり、誤嚥(ごえん)性肺炎や脳血管障害、糖尿病や、妊婦さんにおいては早産、低体重児出産、などを引き起こす可能性もあります。 うがい手洗いは、日本人が従来から行ってきた習慣で、より一層意識が高まっているというのは素晴らしいことだと思います。 それに加えて、口腔ケアが定着することは、むし歯予防、歯周病予防につながります。 特に歯周病についてはオーラルケアで適切なブラッシングし歯垢(プラーク)を取り除くことが治療にもなるのです。 調査結果では、9割の方がお口のケアは変わらないと回答されていますが、良好な口腔衛生状態を保つことは健康の鍵とも言えます。 うがい手洗い、そして歯磨き。 この3つを、新しい習慣としてぜひ実践していただきたいですね。 コロナ禍で注意したいお口の健康のポイントは?おうちにいると増えがちな「ちょこちょこ食べ」には要注意! コロナ禍により、お菓子を食べたりちょこちょこ食べをする人が増えてることも分かりました。 おやつを食べること自体は問題ありませんが、時間を決めて食べるようにしましょう。 四六時中だらだら食べることは、むし歯や歯周病のリスクを高め、体重が増えがちです。 食べることでストレス発散という方もいますが、食べたら磨く適度な運動をしたり、テレビを見ながら体を動かすことでストレスを解消し、良好な口腔衛生状態と健康維持の一石二鳥を心掛けましょう。 外出や移動の際に欠かせないマスク着用。 口臭が気になるという声も。 口呼吸、していませんか? マスクを着けることが多くなりました。 口臭が気になるという人も増えています。 口臭の原因はさまざまあるのですが、大きなむし歯や歯周病、舌の上の歯垢(プラーク)が大半です。 マスクをしていると息苦しさを感じ、つい口呼吸になりがちです。 口呼吸すると口の中が乾燥し唾液が減ってしまいます。 その結果口の中をよい環境に保つことができなくなり、むし歯や歯周病が悪化し口臭が強くなります。 外出や移動の際にはマスクは欠かせませんが、意識して鼻呼吸をすることで口の中を乾燥させず、舌を含めた口腔ケアを行い、良好な状態を保つよう心掛けましょう。 おうちでできるセルフチェック!お口の健康をみてみよう。 口腔内環境を改善するには、本来はまずは歯科医院を受診し自分の口腔状態を正しく知ることが重要ですが、コロナ禍の影響で定期健診などの時期は検討したい、という方も多いと思います。 そんな時は、おうちで簡単にできるお口の健康のセルフチェックを行ってみてください。 ・こんな症状はむし歯や歯周病の危険サイン。 歯科医院を受診しましょう。 噛むと痛い、歯を磨くと血が出る、歯ぐきがむずがゆい、歯ぐきが腫れている、口の中がネバネバする、口臭がある、膿(うみ)が出る、歯がぐらぐらする、歯が長くなった感じがする、水やお湯で歯が染みる、歯並びが悪くなった ・歯ぐきの状態を綿棒や鏡でチェック! 綿棒で歯ぐきを押して血や膿が付いていたら要注意。 また正常の歯ぐきは引き締まっており、淡いピンク色。 鏡を見て、上下左右で色や形に異常がないか観察を。 ・歯垢を染め出す歯垢チェッカーで磨き残しを確認 歯垢が残っていると赤く染まる歯垢チェッカーを使い、磨き残しを確認することもこれを機にトライしてみて。 毎日の歯磨き習慣が最も重要!水に溶けにくいネバネバした細菌の塊「プラーク」をこすり落とすことがポイント 口の中をよい環境に保つためには、毎日の歯磨きが最も重要です。 「歯磨きをしているのにむし歯やや歯周病になった」という方もいらっしゃいますが、これはきちんと磨いているつもりでも、実は歯磨きが十分にできておらず磨き残しがあり、歯垢(プラーク)の除去がきちんとできていないことが原因です。 歯垢とは、「垢」という字を使います。 垢は本来死んでしまった細胞がたまってできるものですが、歯垢は、生きている細菌が複雑に絡み合って生活している細菌の塊です。 ですから、歯垢ではなく「プラーク」、最近ではバイオフィルムという呼び方をします。 生きている細菌の塊であるプラークはむし歯や歯周病の原因となるだけでなく、先ほどからお話している口臭にも関係しています。 このプラークがどのようにできるかというと、磨き残したプラーク中の細菌が食べ物のカス、とくに砂糖をエサにネバネバした物質(水に不溶性グルカン)を作り出します。 これが歯の表面にくっつき、多種類の細菌が絡み合ってプラークが増えていきます。 高い粘着性プラークは、うがいやマウスウォッシュだけでは取ることはできません。 歯ブラシでしっかり磨いて、こすり取るようにしてください。 1回1回のブラッシングの質が重要。 プラークのたまりやすい箇所を狙って効率的に歯磨きを。 1日に何回歯を磨けばいいの?と質問されることもありますが、回数よりも、クオリティーの高い歯磨きができているかどうかが重要です。 基本的には1日2回きちんと歯を磨けていれば問題ないでしょう。 特に、寝る前の歯磨きとオーラルケアは必ず行ってください。 そうすることで寝ている間に増える細菌を少なくすることができます。 皆さんは、歯の表面を舌でなぞってザラっとした経験はありませんか?それが磨き残しの感触です。 こうした磨き残しは、特に、利き手側の奥歯の裏側(右利きなら右側の歯の裏)に多く見られます。 奥歯は、歯の表面の凹凸が多く、小さな穴や溝があるため、プラークがたまりやすいのです。 歯のキワや、歯と歯ぐきの間もプラークがたまりやすいポイントといえます。 こうした部分を狙って、効率的にしっかりと歯を磨くことが重要ですね。 舌の表面はカーペット状でプラークが溜まりやすく口臭の原因となります。 専用ツールを使用して舌磨きも仕上げに行うとよいでしょう。 まず、ブラシの部分は歯ぐきを傷付けないように、あまり硬くない毛先を選んでください。 また、小回りが利く小さなヘッドの物がいいでしょう。 通常の手磨き用の歯ブラシで、歯磨きがうまくできない方は、当てるだけで効果的に磨ける電動歯ブラシもお勧めです。 正しい使い方をきちんと理解してから使用しましょう。 また、ブラッシングの後に、歯と歯の間や、歯周ポケットにも入り込んで磨き残しを取り除いてくれる、歯間クリーナーをブラッシングの後に取り入れていただくのもお勧めです。 フロスは、歯の曲面に密着してプラークを絡め取ります。 歯間ブラシは、歯と歯の隙間があいてきた方などにお勧めです。 6月は歯の健康週間です。 コロナ禍でおうち時間が増えた方も多いと思いますが、こうした時間を活用し、自分の口の状態を知り、自分の健康を守るための新しい習慣を始めましょう。 ブランド初のAI搭載「人工知能ブラッシング認知機能」で歯科医が推奨するような正しい歯磨きをガイドしおうちで極上の磨き上がりを実現!独自の丸型回転ブラシで、99. ご自宅で歯科クリーニングのようなプロフェッショナルケアを体験いただけます。 その実力は世界の歯科医の使用率・推奨率No. スーパープレミアムケアモデル「ブラウン オーラルB ジーニアスX」はAIテクノロジーによるブランド初の「人工知能ブラッシング認知機能」を搭載。 本機能はモーションセンサーがブラシの持ち方、動かし方やスピードを検知し、AIが数千人分のブラッシングデータとパターンを照合します。 さらに、使用者が口の中のどこを磨いているか・どこを磨いていないかを瞬時に判断してスマートフォンアプリからリアルタイムにガイドします。 歯磨き終了後も、ブラッシングの達成度や、磨いた時間をアプリで表示するとともに、力の入れ過ぎを警告するなど、ブラッシング傾向を分析してより良いオーラルケアへ導きます。 歯科医が推奨する正しい歯磨きを自宅で行うことが可能になりました。 世界の歯科医師を対象にした継続的サンプル調査に基づく。 歯垢指数の変化による。 歯磨きの後のワンステップで、磨き残しのない、健康的な口腔環境へ導きます。 『オーラルB フロスピックホワイトニング』 <2020年5月新発売> 狭い歯間や歯ぐきのポケットのケアに欠かせないフロスピック。 オーラルBは独自開発の特殊素材「贅沢なめらかテープ」を採用しているから他にはないなめらかさを実現。 狭い歯間にもスルッと入って、歯垢がたまりがちな歯ぐきのポケットの歯垢も除去します。 シリカ加工が施されているため、ステイン除去にも効果を発揮し、黄ばみが気になる方にもお使いいただけます。 『オーラルB 歯間ブラシ ソフトピック』 <2020年3月新発売> 三角の隙間をケアするゴム製の歯間ブラシであるソフトピック。 独自技術で根部分を強化しているので、折れにくく、歯間の歯垢を取り切ることができます。 やわらかゴム素材のため歯ぐきにやさしい使い心地も実現。 歯ぐきを健康に保ちます。 なんとなく磨くのではなく、自分の歯の状態を知り、それに合うデンタルグッズを選び、適切な磨き方をすることが肝心です。 「ブラウン オーラルB」の電動歯ブラシの最も注目すべき特長は、独自の丸型回転ブラシだと思います。 歯科クリーニング器具の形状に近く、歯垢(プラーク)を効率よく落とし、細い毛先は歯と歯の間や歯ぐきのキワなど、磨き残しがでやすい箇所にきちんと届きます。 また左右反転だけでなく上下にも振動するのもいいですね。 いろいろなモードがあるので自分に合う状態が選べます。 力を入れすぎるとストッパーがかかり、より安全で安心なブラッシングができます。 高機能なアイテムは、正しく使うことでその効果はさらに高まります。 かかりつけの歯科医師や歯科衛生士に患者さんに見合った適切な使い方を教えてもらうことで、その効果がより生かされ、あなたのお口と全身の健康づくりの強い味方となることでしょう。

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特設サイト 新型コロナウイルスの特徴|各研究機関の最新研究 WHOや厚生労働省の調査報告|NHK

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新型コロナウイルスの感染に関わる、せきなどの飛まつがどう広がるのか、最新のスーパーコンピューターで予測した動画を神戸市の理化学研究所が公開しました。 この動画は理化学研究所の坪倉誠チームリーダーなどのグループが研究の中間報告として報道各社に公開しました。 予測には最新のスーパーコンピューター「富岳」が使われていて、机をはさんで人が対面しているケースでは、1人がマスクをせずにせきをした場合、口元を隠すくらいの高さの仕切りを間に置いていても向かいにいる人の顔に飛まつがかかっています。 一方、頭の高さより高い仕切りであれば飛まつをせき止めています。 また、時速80キロの電車が窓を開けて走行した場合でも通勤ラッシュ時のような満員の状態だと空気の流れが止まり、十分な換気ができないこともわかったということです。 坪倉チームリーダーは「『富岳』の計算能力によって、飛まつや空気の流れを細かく分析することが可能になった」と話しています。 研究グループでは7月にも、こうした結果をもとに感染予防策の具体的な提言をまとめたいとしています。 新型コロナ エアコンの「風」で飛沫流れ感染 CDCが事例報告 2020年6月5日 気温が上がり、エアコンを使う機会が増える季節となりましたが、海外の飲食店ではエアコンの風にのって飛まつが飛び、新型コロナウイルスの感染が広がったとみられる事例が報告されています。 アメリカCDC=疾病対策センターなどは換気を十分に行うよう呼びかけています。 CDCの報告書によりますと、中国 広州市の保健当局が1月から2月にかけて新型コロナウイルスの感染が確認された別々の3つの家族、合わせて10人の感染経路を調べたところ、全員が1月24日に同じレストランで昼食をとっていたことがわかりました。 3つの家族はエアコンの吹き出し口からみて1列に並べられた3つのテーブルに分かれて座っていました。 レストランに窓はありませんでした。 真ん中のテーブルには、当時、中国で最も感染が広がっていた武漢市から前日にやってきた家族が座っていて、このうちの1人はこの日の昼食後に発症しました。 報告書では、当時、症状はなかったものの、この1人から出た飛まつが風下に流れて、隣のテーブルの家族に感染し、さらに強い空気の流れで壁に反射して最も風上のテーブルの家族にも感染が広がったとみられると結論づけています。 エアコンのある壁から向かいの壁までの距離は6メートルで、エアコンからはウイルスの遺伝子は検出されず、同じフロアにいたほかの73人の客から発症者は出なかったということです。 報告書はウイルスの拡散を防ぐため、飲食店ではテーブルの間隔をあけ、換気を十分に行うよう勧告しています。 また、家庭用の空気清浄機についてアメリカEPA=環境保護庁はウイルスを除去して感染を防ぐ機能は十分ではないとして家庭でも換気を十分に行うよう呼びかけています。 今後、感染が流行している国から1日当たり10人の感染者が入国した場合、3か月後には100%に近い確率で大規模な流行が起きるとしています。 一方、1日1人であれば大規模な流行は4割以下の確率におさえられるとしていて、専門家は「感染者が流入するリスクをしっかりと踏まえたうえで入国制限の緩和などを検討すべきだ」と指摘しています。 国内では、これまでヨーロッパなどの海外から、感染者が流入したことがきっかけで、流行が拡大したと指摘されていて、感染者の流入を、いかに食い止めるかが大きな課題となっています。 北海道大学大学院の西浦博教授らのグループは今後、海外から何人の感染者が入国すると大規模な流行が起きるのか、シミュレーションを行いました。 それによりますと、感染が流行している国から1日当たり10人の感染者が入ってきた場合、検疫でのPCR検査やホテルなどでの2週間の待機要請を行ったとしても、完全には防げず一部は流入してしまい、3か月後には98. 7%の確率で緊急事態宣言などが必要となる大規模な流行が起きるとしています。 一方で、感染が流行している国からの入国を厳しく制限するなどして、1日当たりに入国する感染者を2人にした場合は3か月後に大規模な流行が起きる確率は58. 1%、1日当たり1人にした場合は35. 3%にまで抑えることができるとしています。 専門家「リスクを分析し制限や緩和を」 今回のシミュレーションについて、西浦教授は「多数の感染者が入国すると検疫で食い止めるのは限界があるので、入国者そのものを制限する必要がある」と指摘しています。 一方で、入国制限をめぐる現在の状況について「制限の緩和については政府が判断をしているが、感染リスクをどこまで踏まえているのか、透明性をもって明確に語られていない状態だ」と指摘しています。 さらに「検疫や入国制限は省庁の管轄がそれぞれ異なり、縦割りの状態にある。 政府が一体となって、感染者が入国するリスクを分析し、制限を掛けたり緩和したりする仕組みを急いで作らなければならない」と話しています。 入国時の検疫対応は 新型コロナウイルスの対策としての入国制限について、政府は外国人と日本人で異なる対応をとっています。 外国人の場合、「感染症危険情報」がレベル3に引き上げられているアメリカやロシアなど111の国と地域からの入国は拒否していて、そのほかの国や地域からの入国も制限しています。 日本人の場合、帰国することはできますが、帰国後14日間は自宅やホテルなどで待機し、公共交通機関を利用しないよう要請しています。 また「感染症危険情報」がレベル3の国と地域に滞在していた人についてはPCR検査を受けることを義務づけています。 厚生労働省によりますと、検査の対象となる人数が多いため、結果が出るまでに1日から2日ほどかかっていて、その間は空港内のスペースなどで待機する必要があるということです。 入国拒否の緩和に向けて 外国人の入国を拒否している現在の措置について、政府は緩和に向けた検討を進めています。 感染状況が落ち着いていて日本との経済的なつながりが大きいとして、タイとベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの合わせて4か国について、ビジネス関係者らに限って緩和する方向で検討しています。 早ければ、今月中にも緩和する方向で4か国との協議を進めていて、実現すれば感染拡大以降、初めての緩和措置となります。 安倍総理大臣は、緊急事態宣言が全国で解除された5月25日の記者会見で「感染再拡大の防止と両立する形でどのように国際的な人の往来を部分的・段階的に再開できるかについて、慎重に検討したうえで、政府として適切なタイミングで総合的に判断していく」と述べています。 専門家会議「徐々に緩和を目指すのが適当」 新型コロナウイルスの対策について話し合う政府の専門家会議は、5月29日に出した提言の中で、水際対策の見直しについての考え方も示しています。 提言では、ヨーロッパなどで感染した人たちが日本に帰国したことがきっかけで、3月中旬からの感染拡大が起きたことが遺伝子解析で明らかになったと指摘しています。 このため、今後、海外との人の行き来を再開することで、日本国内で再び感染拡大が起きるおそれがあるため、当面は入国者を限定するなどして、徐々に緩和を目指すことが適当だとしています。 また、水際対策の検討にあたっては各国によって患者数を特定する体制に差があるため、国別に報告されている患者数が必ずしも実態を反映していない可能性も考慮して、慎重に見極める必要があると指摘しています。 「次亜塩素酸水」現時点では有効性は確認されず NITE 2020年5月29日 NITE=製品評価技術基盤機構は、新型コロナウイルスの消毒目的で利用が広がっている「次亜塩素酸水」について、現時点では有効性は確認されていないとする中間結果を公表しました。 専門家は、噴霧での使用は安全性について科学的な根拠が示されていないなどとして、注意を呼びかけています。 NITEなどはアルコール消毒液に代わる新型コロナウイルスの消毒方法の検証を進めていて、29日「次亜塩素酸水」についての中間結果を公表しました。 検証では、2つの研究機関で酸性度や塩素の濃度が異なる次亜塩素酸水が新型コロナウイルスの消毒に有効かどうかを試験しました。 その結果、一部にウイルスの感染力が弱まったとみられるデータもありましたが、十分な効果がみられないデータもあるなどばらつきが大きく有効性は確認できなかったということです。 今後、塩素濃度を高くした場合などについて検証を続けるということです。 またNITEでは、次亜塩素酸水は噴霧することで空間除菌ができるとして販売されるケースが少なくないことについて、人体への安全性を評価する科学的な方法が確立していないことや、国際的にも消毒液の噴霧は推奨されていないことなどを紹介する文書を合わせて公表しました。 議論に関わった専門家は「加湿器などで噴霧した場合に塩素を吸い込むことの安全性はまだ科学的な根拠が示されていない。 手や指の消毒に使うスプレーボトルなども含めて現時点では新型コロナウイルス対策として使うのは控えてほしい」と話しています。 一方、「次亜塩素酸水」として販売されている製品の中には、新型コロナウイルス対策とは別の用途で手指消毒への使用が認められているものがあるということです。 (6月4日) 新型コロナ 1度感染のサル再感染せず 米ハーバード大など研究 2020年5月21日 新型コロナウイルスに1度感染したサルは、免疫の働きによって再び感染しないことが確認されたとする研究成果をアメリカのハーバード大学などのグループがまとめました。 研究グループは「免疫反応を利用した予防や治療の可能性を示す成果だ」としています。 ハーバード大学の医療センターなどの研究グループは、新型コロナウイルスを9匹のサルに感染させ、ひと月余りたってウイルスの遺伝子が検出されなくなったあと、サルの鼻や気管にウイルスを含んだ液体を注入して、経過を観察しました。 その結果、サルの体では、注入後からウイルスの遺伝子が速やかに減り始め、最も多い量を注入したものでも、2週間後には検出されなくなり、いずれも症状はほとんど見られなかったということです。 血液を調べたところ、ウイルスの働きを弱める抗体の量が増えていることが確認され、研究グループは、抗体がウイルスの増殖を抑えて再感染を防いだと結論付けています。 ヒトでも同じことが起こるのかはまだわかっていませんが、研究グループは「免疫反応を利用した予防や治療の可能性が示された」としています。 この研究成果は、5月20日付のアメリカの科学雑誌「サイエンス」に掲載されています。 鼻づまりないのに嗅覚に異常「感染を疑って」専門家 2020年5月8日 新型コロナウイルスに感染することで、においを感じなくなる嗅覚障害のメカニズムが明らかになり、専門家は「鼻づまりがないのに、突然、嗅覚に異常を感じた場合は、新型コロナウイルスに特有の症状として感染を疑う必要があり、発熱などの症状がなくても感染を前提に行動すべきだ」と呼びかけています。 新型コロナウイルスに感染したことによる嗅覚の異常をめぐっては、ウイルスに感染したプロ野球・阪神の藤浪晋太郎投手が退院後の記者会見で「鼻がすっきり通っているのに、においがしないという違和感があった」と語ったように、鼻水や鼻づまりがないのに嗅覚に異常を感じたという報告が国内外で相次ぎ、アメリカのCDC=疾病対策センターも先月、新型コロナウイルスに感染した場合の症状の例として追加しています。 嗅覚障害の治療に詳しい金沢医科大学の三輪高喜主任教授によりますと、嗅覚障害は、一般的なかぜやインフルエンザで鼻水や鼻づまりなどの症状を発症したあとに起こることがありますが、他の症状がないのに突然、嗅覚障害が多発したケースは他に例がないということです。 この嗅覚障害について、欧米のグループの最新の研究では新型コロナウイルスが鼻の奥の特定の細胞から感染してにおいを感じる神経の働きを妨げることが明らかになっています。 三輪主任教授は「突然の嗅覚障害は、新型コロナウイルスに特有の症状として感染を疑う必要があり、発熱などの症状がなくても感染していることを前提に行動すべきだ。 これまでの症例の報告などから、嗅覚障害があるからと言って直ちに重症化するということはないので自宅で安静にしたうえで、まずは電話などで医師に相談してほしい」と話しています。 新型コロナ感染で嗅覚障害になるメカニズム 嗅覚障害の治療に詳しい金沢医科大学の三輪高喜主任教授が去年6月までの過去10年間に大学病院の嗅覚外来を受診した1683人の患者を調べたところ、嗅覚障害の原因で最も多かったのは副鼻腔炎で39%、次いで、ウイルス感染と原因不明がそれぞれ21%などとなっています。 このうち、副鼻腔炎による嗅覚障害は慢性的な鼻水や鼻づまりが原因とされ、ウイルス感染による嗅覚障害は一般的なかぜやインフルエンザなどで、鼻水や鼻づまりなどの症状を発症したあとに、においを感じる神経細胞がダメージを受けることで起こるとされています。 では、新型コロナウイルスに感染した患者が鼻水や鼻づまりがないのに、においを感じなくなるのはなぜなのでしょうか。 通常、人は鼻の奥にある「嗅細胞」と呼ばれる神経細胞でにおいの分子をとらえ、脳に信号を送ることでにおいを感じています。 この「嗅細胞」を支えているのが「支持細胞」と呼ばれる別の細胞です。 欧米などの研究グループの最新の報告では、「支持細胞」には新型コロナウイルスが人の細胞に入り込む際の受け皿となる「受容体」と呼ばれるたんぱく質があることが分かっています。 三輪主任教授は、新型コロナウイルスに感染すると「支持細胞」が炎症で腫れ上がり、においの分子の通り道を塞ぐことで分子が「嗅細胞」に届かなくなることが嗅覚障害の原因ではないかと指摘しています。 このため、感染症から回復して「支持細胞」の腫れがひくと、2週間から3週間ほどの比較的短い期間で、嗅覚障害も解消される可能性が高いとしています。 三輪主任教授は「この嗅覚障害は鼻づまりとは関係のないメカニズムで起こっており、こうしたメカニズムは一般的なかぜやインフルエンザでは確認されておらず、新型コロナウイルスの感染者に特有の症状と言える」と話しています。 欧州で感染患者の80%以上に嗅覚や味覚に障害 先月、ヨーロッパの研究グループが発表した論文では、新型コロナウイルスに感染した患者の80%以上に嗅覚障害があったと報告されています。 それによりますと、ベルギーやフランスなどヨーロッパの12の病院で治療を受けた軽症から中程度の症状の患者、417人のうち、85. 6%にあたる357人に嗅覚障害が確認されたということです。 また、研究グループは、味が分からなくなる味覚障害についても、同様に全体の88%で確認されたとしていて、「突然起こる嗅覚障害や味覚障害は新型コロナウイルス感染症の重要な症状として国際的に認識される必要がある」と結論付けています。 CDCは、これまで挙げていた発熱とせき、息切れに加え、新たに、味覚または嗅覚の異常、寒気や悪寒、頭痛、のどの痛み、筋肉の痛みの6つの症状を追加しました。 これらに発熱を加えた症状のうち2つ以上の症状が出た場合、感染の可能性もあるとしています。 また、せきと息切れ、または呼吸困難のうち、いずれかの症状があれば感染の可能性があるということです。 CDCは症状を追加した理由について、専門家の団体が新型コロナウイルスの主な症状についての見解を変更したことを受けての対応だとしています。 そのうえでCDCは、胸の痛みが続いたり、顔や唇が青ざめたりした場合などは深刻なサインだとして、すぐに医療機関を受診するよう呼びかけています。 米CDC元所長「早期再開は危険性高い」新型コロナウイルス 2020年4月26日 公衆衛生の専門家で、アメリカCDC=疾病対策センターのトム・フリーデン元所長がNHKのインタビューに応じ、外出制限の緩和や経済活動の再開について「再開を急げば、再び感染の拡大を引き起こす危険性が高い」と述べ、検査や感染者の隔離、感染経路の追跡などの態勢が整うまでは人々が接触する機会を最小限にとどめるべきだと訴えました。 トム・フリーデン氏はニューヨーク市の保健当局の責任者を経て、2009年にオバマ前大統領にCDCの所長に指名された公衆衛生の専門家で、現在は保健政策のアドバイザーとして新型コロナウイルス対策について地方の行政機関などに助言を行っています。 フリーデン氏はNHKのインタビューに対し、世界各国で行われている外出や経済活動の制限について早期の再開を求める声が高まっていることについて、「このウイルスは貧困層や移民など、社会のぜい弱なところに入り込み、封じ込めるのが難しい。 早期に再開すれば、すぐに感染を再び拡大させる危険性がある。 治療薬やワクチンができてコントロールできるようになるまでは、このままの状態で1か月から3か月待たなくてはならないかもしれない」と述べ、検査と感染者の隔離、それに感染経路の追跡などの態勢が十分整ってから、慎重に再開すべきだと述べました。 また、多くの人が新型コロナウイルスに感染して免疫を持つことで、結果としてウイルスの感染拡大が抑えられるようになる、いわゆる「集団免疫」については、「ウイルスへの抗体についてはわからないことが多く、集団免疫を期待することは何百万もの人命を危険にさらすことになる」と述べ、政策としての手法には否定的な考えを示しました。 さらに、発展途上国での感染拡大も、パンデミックの終息を遅らせることになるとして、世界各国が協調して治療薬や衛生状態の改善に資金を拠出して、対策を進めるべきだと述べました。 「熱やせきの発症前でも感染広げる」シンガポール研究グループ 2020年4月2日 新型コロナウイルスに感染した人は、熱やせきなどの症状が出る前でもほかの人にウイルスを広げてしまうことを裏付ける研究をシンガポールの研究グループが発表し、集会や人混みを避け、自宅にとどまって人との距離を取る一人一人の取り組みが感染対策として重要だとしています。 シンガポールの研究グループは1日、アメリカCDC=疾病対策センターが発行する報告書に研究成果を発表しました。 それによりますと、シンガポールで発生した新型コロナウイルスの感染例について感染経路を詳しく検証したところ、7つの集団感染で自覚症状がない人からほかの人に感染したとみられる例が見つかりました。 自覚症状がなかった人は、人と接触した数日の間にせきや発熱、鼻水などの症状が出始めていて、研究グループはこうした発症前の潜伏期間にウイルスが飛まつなどを介してほかの人に感染したものとみています。 また、検証した集団感染の中には歌の教室で感染が広がったケースが複数あり、せきなどの症状がなくても声を張り上げるなどして飛まつが生じ、感染した可能性があるとしています。 研究グループは新型コロナウイルスが潜伏期間でも別の人に感染することが裏付けられたとみて、すでに症状のある人を隔離するだけでは対策として不十分で、一人一人が集会や人混みを避け、自宅にとどまって人との距離を取る、いわゆる「ソーシャル・ディスタンシング」が重要だとしています。 乳児も重症化のリスク 2020年4月1日・2日 山梨の0歳児重症化 米では死亡 山梨県内に住む0歳の女の子が3月31日、心肺停止の状態で山梨大学医学部附属病院に搬送され、PCR検査で新型コロナウイルスの感染の陽性が確認されました。 女の子には肺炎の症状があり、集中治療室で治療を受けています。 一方、アメリカ東部コネティカット州で生後7週間の女の子が意識がない状態で病院に搬送されたあと死亡し、その後、新型コロナウイルスに感染していたことが確認されました。 乳児は重症する割合高い 中国の研究グループ 中国の小児科の病院や大学などのグループがアメリカの医学雑誌の電子版で発表した研究によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認されたり、感染した疑いがあったりした子ども合わせて2000人余りの症状を調べたところ、1歳未満の乳幼児など年齢が低いほど重症化する割合が高かったことがわかりました。 グループではことし1月中旬から2月上旬までに中国国内で新型コロナウイルスへの感染が確認されたり、症状などから感染した疑いがあったりした18歳未満の子ども、合わせて2143人について症状などを分析しました。 一方で、およそ6%にあたる127人が重症化し、このうち2人が死亡していました。 研究グループでは「子どもたちの症状は大人に比べると重くはなかったが、幼い子ども、特に乳幼児は新型コロナウイルスの感染により、重くなりやすい」と結論づけています。 専門家「子どもも絶対安全とはいえず」 子どもが重症化するケースは、高齢者に比べると少ないものの、中国などで報告されています。 中国の研究グループは、中国 武漢で、ことし1月、新型コロナウイルスに感染して肺炎などの症状が出て入院した1歳から7歳の子ども6人のケースについて報告していて、このうちの1人は重症化して集中治療室で治療を受けたということです。 これらのケースでは、全員が回復し、退院したということです。 また、中国の疾病予防センターが2月11日までに中国本土で新型コロナウイルスの感染が確認されたおよそ4万5000人のデータを分析した結果、10歳未満の子どもで感染が確認されたのは全体の0. 9%にあたる416人で、死亡したケースはなかったとしています。 子どもの感染症に詳しい愛知医科大学の森島恒雄客員教授は「子どもは重症化しにくいと言われてきたが、最近、海外からは特に3歳未満の子どもが重症化したケースの報告が出てきている。 子どもが感染しても絶対に安全だとはいえず、特に保育所や幼稚園など小さな子どもを扱う施設での予防策の徹底が重要だ」と話しています。 人工心肺装置使った高度治療 19人回復も6人は死亡 新型コロナ 2020年4月1日 新型コロナウイルスによる肺炎が悪化し、重篤な症状になった患者のうち、これまでに少なくとも40人が人工心肺装置を使った高度な治療を受け、およそ半数の19人が回復に向かっていることが専門の学会の調査で分かりました。 一方で、6人は死亡しており、治療の限界も明らかになってきています。 新型コロナウイルスに感染して症状が悪化し、肺が機能しなくなると、「ECMO」と呼ばれる人工心肺装置を使って、血液中に直接、酸素を送り込む治療が必要になり、亡くなったコメディアンの志村けんさんもこの治療を受けていました。 日本集中治療医学会や日本救急医学会などが全国の医療機関を対象に調べたところ、3月30日の時点で少なくとも40人がこの治療を受けていたことがわかりました。 このうちのおよそ半数の19人は、この治療を終えて回復に向かっていて、学会では、長期的に見ると、重篤化しても70%程度の人は治療によって回復するとみています。 一方で、肺の機能が回復しないなどの理由で6人が亡くなっていて、治療の限界も明らかになってきています。 現時点で国内では500人以上に対してこの治療ができるとみられ、学会で治療についてまとめている竹田晋浩医師は、「経験の少ない医療施設向けに研修を行うなど、体制の拡充をさらに進めていきたい」と話しています。 若い人でも重症化や死亡のケースも 新型コロナウイルス 2020年3月31日 新型コロナウイルスに感染し、若い人でも重症化するケースがあることが分かってきました。 海外では持病がなかった20代の女性が死亡したケースが報告されているほか、国内でも比較的若い世代で重症化するケースがあり、治療に当たっている医師は当面、カラオケなど感染が拡大しやすい場所を避けるよう呼びかけています。 新型コロナウイルスに感染して重症化しやすいのは高齢者や持病のある人とされていますが、今月、イギリスで持病がなかった21歳の女性や、フランスでも16歳の少女の死亡が伝えられるなど、若い世代でも一部で深刻な症状になることが分かってきています。 国内でも比較的若い世代で重症化するケースがあり、国立国際医療研究センターの忽那賢志医師は、これまで治療に当たった30人以上のうち、40代前半で重い持病はなかったのに重症化した男性がいたことを明らかにしました。 忽那医師によりますと、男性は最初の数日は発熱やせきの症状だけでしたが、1週間ほどたつと重症の肺炎で呼吸状態が急速に悪化し、人工呼吸器が必要になったということです。 男性は現在は回復しているということですが、忽那医師は「若いから自分は大丈夫ということではなく、重症化することはある」と指摘しています。 そのうえで、「周りの人に感染させないために発熱やせきなどの症状があれば必ず自宅で安静にして、カラオケやライブハウスなど、密閉した空間で人が密集し、密接な距離で会話などをする『3密』の環境を今の時期は避けてほしい」と呼びかけています。 若い世代の感染について、WHO=世界保健機関は50歳未満でも入院するケースが相次いでいるとしているほか、アメリカではCDC=疾病対策センターが20歳から44歳の2%からおよそ4%が集中治療室で治療を受けていると報告しています。 感染者の遺体の搬送や火葬 厚生労働省が注意点まとめる 2020年3月31日 厚生労働省は新型コロナウイルスに感染して死亡した人の遺体を搬送したり、火葬したりする際に注意すべきことをまとめています。 まず、遺体はウイルスが付着した血液や体液などを通さない「非透過性」の袋に納めることが望ましいとしています。 この袋を使った場合、特別の感染防止策は不要で、遺族などが遺体を搬送しても差し支えないとしています。 一方、葬儀場の従業員など継続的に遺体の搬送や火葬を行う人は必ず手袋を着用し、体液などが顔に飛び散る可能性がある場合は、マスクやゴーグルを使うよう呼びかけています。 また、衣服が汚染されるのを防ぐため、使い捨てのガウンを着ることが望ましいとしています。 そして、火葬の前に遺族などが遺体に触れたいと希望する場合は手袋を着用するよう依頼することを求めていて、遺体に触ったあとは、手洗いやアルコール消毒が必要だとしています。 また厚生労働省は3月30日、都道府県を通して医療機関に通知を出し、新型コロナウイルスに感染して亡くなった人や、その疑いがある人については遺体を引き渡す際、搬送や火葬の作業にあたる人に感染者であることを伝えることや伝える相手を必要最低限にするなどプライバシーの保護にも十分配慮するよう求めました。 厚生労働省は「感染を防ぐための対策をきちんと講じることができる場合は通常の葬儀を行うことに問題はなく、遺族の意向を尊重してほしい」としています。 WHOが表明 新型コロナウイルスは「パンデミック」 2020年3月12日• 世界各地で感染が拡大する新型コロナウイルスについて、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と述べて世界的な大流行になっているとの認識を示したうえで、各国に対して対策の強化を訴えました。 これは、WHOのテドロス事務局長が3月11日、スイスのジュネーブの本部で開いた定例記者会見で述べたものです。 テドロス事務局長はこの中で、「過去の2週間で中国以外での感染者数は、13倍に増え、国の数は3倍になった。 今後、数日、数週間後には感染者数と死者数、そして感染が確認された国の数は、さらに増えると予想する」と述べ、感染が今後も拡大するとの見通しを示しました。 テドロス事務局長は「われわれは、感染の広がりと重大さ、そして対策が足りていないことに強い懸念を持っている」と述べたうえで、「新型コロナウイルスは『パンデミック』と言えると評価をした」と述べ、新型コロナウイルスは世界的な大流行になっているという認識を示しました。 WHOが過去にコロナウイルスの流行を「パンデミック」だと表現したことはなく、今回の新型コロナウイルスが初めてです。 テドロス事務局長は「初めて『パンデミック』と呼ぶコロナウイルスであると同時に初めて封じ込めができるケースにもなりうる」と述べ、感染を封じ込めることは可能だとして、感染者の発見や隔離、そして治療を進めるよう呼びかけました。 WHOとしては、世界各地で急速に感染が拡大するなか「パンデミック」という表現を使うことで各国に対して強い危機感を持って対策を強化するよう促すねらいがあるものと見られます。 冷静に対策を進める必要性訴える 一方でテドロス事務局長は「こうしたことがWHOによるウイルスの脅威に対する評価を変えるものではないし、WHOが行っている対策や、各国がとるべき対応を変えるものではない」と述べ、冷静に対策を進める必要性を訴えました。 イランの医療機器不足に懸念 記者会見で、WHO=世界保健機関の危機対応を統括するライアン氏は、感染が9000人に拡大したイランで人工呼吸器などの医療機器や医療用資材が不足する事態に懸念を示しました。 そのうえで、ウイルスの感染を確認する検査キットをこの1日で4万セット、イランに提供するなどWHOとして医療現場への支援を続けていく姿勢を強調しました。 専門家「さらなる対策強化も考えていく必要ある」 WHOが「パンデミックといえる」という認識を示したことについて、感染症に詳しい東北大学の押谷仁教授は「ヨーロッパやアメリカなど先進国でも患者の数が増え、WHOとしてもパンデミックという表現を使って世界中に警戒を呼びかけざるをえないと判断したのだと思う。 今後、世界各国で大きな流行が起きるおそれがあり、日本にもさまざまな国から感染者が入ってくることが想定される。 状況を見ながら改めて水際対策に目を向けたり、海外に住んでいる日本人に帰国を呼びかけたりするなど対策をさらに強化することも考えていく必要がある」と話しています。 政府関係者「対策のフェーズ 変わることはない」 政府は、WHOがパンデミック=世界的な大流行になっているという認識を示したものの、国内の状況が大きく変わったわけではないとしていて、政府関係者の1人は「現在の対策のフェーズが変わることはない」と述べるなど、今の対策を進める方針です。 そのうえで、各国での感染状況なども見極めながら、水際対策の強化を検討することにしていて、国内の拡大防止策の徹底とあわせて、終息に向けて全力をあげる方針です。 パンデミックとは パンデミックは感染症の世界的な大流行を指すことばで、WHOでは2009年に当時の新型インフルエンザについてパンデミックの状態になったことを宣言して、各国に対して対策などを呼びかけました。 今回の新型コロナウイルスを含むコロナウイルスについてはパンデミックを宣言する手続きは定められておらず、過去にWHOがパンデミックと表現したことはありませんでした。 一方で、WHOはことし1月31日に新型コロナウイルスについて医療体制のぜい弱な国への感染拡大を懸念しているとして「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、各国に向けて警戒と対策強化を呼びかけています。 これまでの経緯 WHOはこれまでの会見で「パンデミック」について、「明確な定義はないが、病気が国から国に広がるのをもはや制御できない段階に達したことを指す」とか「地球上のすべての人がウイルスにさらされている状態」などと表現してきました。 そのうえで、当初は、ウイルスを封じ込めようとしている段階にあり「パンデミック」という表現は有益ではないとして、各国に対策の強化を求めてきました。 テドロス事務局長は3月2日の会見で「証拠に基づいて、感染の広がりを『パンデミック』だと表現することはためらわない」としながらも、「状況を客観的に見なければならない」と述べ、「パンデミック」という表現自体に慎重な姿勢を示してきました。 過去の「パンデミック」は WHOは、新型インフルエンザが流行した2009年に世界的な大流行を意味する「パンデミック」を宣言しています。 しかし、実際には新型インフルエンザは感染しても軽症で済む人も多く医療機関に大勢の人たちが押し寄せるなど社会的な混乱ももたらしました。 こうしたことを教訓に、WHOは当時使っていた6段階の警戒レベルの基準を廃止し、2013年に新型インフルエンザを4段階で警戒する新たな基準を発表しましたが、あくまでインフルエンザを警戒する基準のため、今回の新型コロナウイルスではこの基準は使っていません。 WHOが「パンデミック」という表現を使って特定のウイルスを警戒するのは2009年以来になりますが、コロナウイルスについて「パンデミック」と表現するのは今回が初めてです。 過去の「パンデミック」との違い WHOの専門家によりますと2009年、新型インフルエンザについてWHOが当時使っていた6段階の警戒レベルで「パンデミック」を宣言したあと、各国は季節性のインフルエンザ用のワクチンの製造をパンデミックワクチンの製造に切り替え、封じ込めにあたりました。 一方で、今回の新型コロナウイルスに対応するワクチンや治療法はまだ確立されておらず、「パンデミック」ということば自体も、すでに決められている基準に基づいて表現されたわけではありません。 今回の「パンデミック」について危機対応を統括するライアン氏は「『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』のように正式な手順をへて表現したものではない。 テドロス事務局長がWHO内外の専門家の話を聞いたうえで現状を描写したものであり、より精力的に対策を講じるという以外、何かの引き金になるものではない」と述べ、WHOが「パンデミック」と表現したことで、各国が封じ込めを諦めるのではなく、対応をより強化することに力を尽くすべきだという考えを示しています。 新型コロナ「エアロゾル」で3時間生存 米研究グループが発表 2020年3月18日 9時23分 NIH=アメリカ国立衛生研究所などの研究グループは、新型コロナウイルスについて、霧のように空気中に漂ういわゆる「エアロゾル」という状態でも、3時間以上生存できるとする論文をアメリカの医学雑誌に発表しました。 NIHやCDC=アメリカ疾病対策センターなどの研究グループは、新型コロナウイルスについて、空気中や物質の表面などでの生存期間を調べた論文を17日、アメリカの医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表しました。 それによりますと液体を噴霧する装置を使って、ウイルスが含まれた液体の粒を5マイクロメートル以下の、いわゆる「エアロゾル」という状態にした場合、3時間が過ぎてもウイルスは生存していました。 普通のせきやくしゃみで出る飛沫のほとんどは粒が大きいためすぐに地面に落ちますが、より小さい粒子は長時間、空気中に漂います。 こうした小さい粒子でもウイルスが一定の時間、生存できることが確認されたことから、研究グループでは「『エアロゾル』による感染が起こりうる」と結論づけています。 CDCは、エアロゾルが発生しやすい医療現場で働く人などに対し、専用のマスクを着用するなどしたうえで新型コロナウイルスの感染者に対応するようガイドラインに明記するなど、厳重な対策を求めています。 それによりますと、銅の表面では4時間、ボール紙の表面では24時間たつと生存しているウイルスは検出できませんでしたが、ステンレスでは48時間、プラスチックの表面では72時間にわたり、ウイルスが大幅に減少しながらも生存することが確認されたということです。 研究グループは「固体の表面でも長時間生存できることから、接触感染にも十分な注意が必要だ」としています。 WHO 新型ウイルス「夏場に消えるというのは誤った期待」 2020年3月7日 4時22分 WHO=世界保健機関は、感染が拡大する新型コロナウイルスについて、「インフルエンザのように夏場になれば消えるというのは誤った期待だ」として、各国は自然に終息するのを待つのではなくいま取り得る対策に全力を尽くす必要があると強調しました。 WHOで危機対応を統括するライアン氏は3月6日、スイスのジュネーブにある本部で開いた記者会見で「ウイルスが異なる気候状況でどのように変化するかまだ分かっていない。 インフルエンザのように夏場は消えるというのは誤った期待だ」と述べました。 そのうえで「ウイルスが消えるのを待つのではなく、いまこそ闘う必要がある」と述べ、各国は自然に終息するのを待つのではなく、いま取り得る対策に全力を尽くす必要があると強調しました。 感染拡大は空気がよどみがちな閉じた環境 2020年3月2日 4時28分 新型コロナウイルスの集団感染について厚生労働省の専門家のチームが国内のデータを詳しく分析した結果、感染した人の75%はほかの人にはうつしておらず、つぎつぎと感染が広がったのはほとんどが空気がよどみがちな閉じた環境だったことが分かりました。 分析した専門家は「屋内の狭いスペースなどに人が集まるのを避けることで、感染の拡大を防げる可能性がある」と指摘しています。 これは「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生するのを防ぐために設置された厚生労働省の対策班の研究者グループがまとめました。 グループは2月26日までに感染が集団で発生した10の事例を含む、国内の感染者110人について詳しく分析しました。 その結果、75. 4%にあたる83人は調査時点で誰にもうつしておらず、二次感染が確認された27人についても、半数以上で感染の広がりは1人にとどまっていました。 一方で、1人から別の2人以上に感染が広がった11の事例はほとんどが屋内に多くの人が集まる閉ざされた環境で起きていて、中には1人から9人、12人に感染が広がったケースもありました。 屋外など空気のとおりがよい環境では、2人以上に感染の広がりが確認されたのは2つの事例だけで、4人以上に広がったケースはありませんでした。 感染症の流行は1人が別の人にうつす人数が1人を下回ると終息に向かうとされていて、グループによりますと空気の流れがよどみがちな閉じた環境が、感染の広がりに影響を与えている可能性があるということです。 「屋内の狭いスペースに集まるのはリスク」 分析を行った1人で、北海道大学の西浦博教授は「現時点での分析だが、換気していても空気がよどみがちな屋内の狭いスペースに人が集まるのはリスクがある。 特に軽くてもかぜの症状がある場合は、絶対に人が近距離で会話する環境に行くのを控えることが必要だ。 今は屋内で密に集まるのを避けることで感染拡大を防ぐことができる可能性があるので、こうした環境のイベントなどは必要性を含めて開催するかどうか検討してほしい」と指摘しています。 症状の特徴・致死率は? WHO調査報告書 2020年2月29日 22時55分 新型コロナウイルスの感染が広がっている中国で、WHO=世界保健機関などの専門家チームが行った共同調査の報告書が公表され、感染者の症状の特徴や致死率などについて詳しい分析を明らかにしました。 この報告書は、WHOが派遣した各国の専門家や中国の保健当局の専門家らによるチームが現地で調査にあたり、2月20日までに中国で感染が確認された5万5924人のデータについて分析しています。 6%などとなっています。 また、感染すると平均で5日から6日後に症状が出るとしています。 感染者のおよそ80%は症状が比較的軽く、肺炎の症状がみられない場合もあったということです。 重症患者 呼吸困難などを伴う重症患者は全体の13. 8%、呼吸器の不全や敗血症、多臓器不全など命に関わる重篤な症状の患者は6. 1%だったということです。 重症や死亡のリスクが高いのは60歳を超えた人や高血圧や糖尿病、それに、循環器や、慢性の呼吸器の病気、がんなどの持病のある人だということです。 子ども 逆に子どもの感染例は少なく、症状も比較的軽いということで、19歳未満の感染者は全体の2. 4%にとどまっていて、重症化する人はごくわずかだとしています。 子どもの感染について報告書では多くが家庭内での濃厚接触者を調べる過程で見つかったとしたうえで、調査チームが聞き取りを行った範囲では、子どもから大人に感染したと話す人はいなかったと指摘しています。 致死率 一方、5万5924人の感染者のうち死亡したのは2114人で、全体の致死率は3. 8%でした。 致死率は高齢になるほど高く、80歳を超えた感染者の致死率は21. 9%と5人に1人に上っています。 6%となっています。 また、感染拡大が最も深刻な湖北省武漢は、致死率が5. 8%なのに対し、その他の地域では、0. 7%と大きな差が出ています。 さらに、ことし1月1日から10日までに発病した患者の致死率は17. 3%となっているのに対し、2月1日以降に発病した患者の致死率は0. 7%と低く、感染拡大に伴って医療水準が向上した結果だと分析しています。 その背景には、新型ウイルスならではのある特性があることが見えてきました。 年末年始に武漢を旅行で訪れた60代の夫婦。 発熱やせきなどの症状がみられ、感染が確認されました。 一緒にいた娘夫婦も感染し、発熱に加え、下痢や胸の痛みなどの症状が出ていました。 ところが、同じく感染が確認された10歳の少年には、症状が全くみられなかったのです。 症状がみられない感染者が、気づかないままウイルスを拡散するおそれがあるのではないか。 金教授は、ただちに警戒が必要な事態だと考えたといいます。 この情報は、すぐに中国当局に報告されましたが、当局が、そのリスクを公にしたのは、10日以上たってからでした。 金教授は「感染しても症状がないため、病院に行かない人が多くいる。 そういう人たちが、日常生活で周りの人に感染させてしまったら、予防や封じ込めは極めて難しくなる」と話しています。 人にうつすまで平均3.4日 症状に気づかぬうちに… 無症状の感染者が、ウイルスを拡散させている可能性は、統計データの分析からも指摘されています。 北海道大学の西浦博教授は、中国などの患者の追跡調査をもとに分析を行っています。 西浦博教授は、新型コロナウイルスが、ほかの感染症と違う特徴について「発病する前に、潜伏期間の途中で、2次感染の多くが起こっているということだ」と指摘します。 WHOによれば、新型ウイルスの潜伏期間は、長くて12.5日。 一方、西浦教授が、感染ルートが明らかになっている52人を分析したところ、感染した人が別の人にうつすまでの日数は、平均で3.4日でした。 症状に気づかないうちに、別の人に感染を広げている可能性が見えてきたというのです。 西浦博教授は、「サイクルが3日すると、雪だるま式に増えた感染者が、次の世代に移る。 それを繰り返して、どんどんと増えていくので、実践的にはそういう接触を追いかけて、全部捉えることが相当に難しいということになる」と話しています。 SARSに対応 押谷教授「今回は感染連鎖が見えないところでも」 WHO=世界保健機関で、SARSの封じ込めの指揮をとった東北大学大学院の押谷仁教授は、新型ウイルスについて、「感染連鎖が見えないところでも進んでいる」と指摘しています。 Q.症状がみられない感染者が、気づかぬうちに、周囲にウイルスを広げ、感染を拡大させているという指摘が出ているが、今回の新型ウイルスについて、どうみているか。 A.まだわれわれが理解できていないこともたくさんあるが、この1か月ちょっとの間に、分かってきたこともかなりある。 原因となっているウイルスは、ウイルス学的には、SARSを起こした、SARSコロナウイルスに、よく似たウイルスだが、それは、SARSと同じ感染性、病原性を持つウイルスだ、ということを意味しているわけではない。 実際に、SARSとはかなり違う。 これをコントロールする、これを封じ込めるのは、非常に難しいウイルスだということが、分かってきている。 SARSの場合は、ほとんどの感染者が重症化して、ほとんどの感染者を見つけることができた。 そのために、すべての感染連鎖を見つけ出して、それをひとつひとつ、つぶしていく。 それによって、封じ込めができた。 しかし、このウイルスに関しては、感染連鎖が見えない。 見えないところで進んでいる。 武漢でも、最初は、おそらくSARSに準じた対策はしたと思う。 だけれども、SARSと同じような対策をして、見えているところは、非常に簡単にコントロールできるように見えたと思うが、その裏で、非常に多くの感染連鎖が続いていたと。 それによって、武漢では、いまのような状況になってしまったと。 おそらく私がやっていても、同じような失敗をしたんじゃないかと思う。

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