ヤンデレ ss 先輩。 のくす牧場 : SS 書庫

ヤンデレの女の子って最高だよね!

ヤンデレ ss 先輩

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。 この作品は執筆を終了しています。 81770• Good• をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。 表示を元に戻す• (出血描写 これの前の2作が終わったら書く。 つか、お前俺に最も近いけど?」 めぐり「そーだよ、私なんか今すぐ襲って持ち帰りたいの我慢してるのにー」 八幡「さらっと怖いこと言わないでくださいよ…」 めぐり「えへへ。 お疲れ。 じゃな」 いろは「待ってくださいよー私と一緒に帰るんですからー」 八幡「え……はぁ……分かった。 (なんて言ったんだろう)」 いろは「ふふっ…やった」• 」 八幡「そ、そうか…(なぜ聞き取れないんだろう)」• こんな仕草よりももっと可愛い仕草見せてあげるんで、今日家に来てください!あ、もちろん先輩なんかに拒否権はありませんよ?話戻りますけど、先輩。 さっき言った事、勿論冗談ですよね?もし本気で言ってるのなら私の家で監禁…ですから。 まぁ、先輩のことなんて私にゾッコンなんでしょうけど。 」ギュツ 八幡「……っ(なんか言ったら殺される…)」 めぐり「んー?今のは聞き捨てならないなー」 いろは「は?なんですかめぐり先輩。 いくら先輩でも私と先輩の蜜月のひとときを邪魔するなら殺しますよ?」 めぐり「だーかーら!八幡は私のだよ?いろはちゃんより前から私と八幡は親密で、愛を誓いあっていたんだよ。 だから、いろはちゃんなんかに八幡の所有権はないし、八幡も貴女なんかを愛さないよ?だって、八幡は私だけにドキドキして、私だけを愛して、私だけとキスしてギュッてして…だから貴女みたいな娘のものではないの。 分かった?だから今日いろはちゃんの家になんか八幡は行かないし、行かせない。 あ、そーだ!八幡!私の家でさ、書類の整理とか手伝ってもらっていいかなぁ?勿論。 手伝ってくれるよね?拒否権ないけど。 もういいでしょ?八幡の腕から離れて…ね?」ギュ-ッ 八幡「…(あー今日はいい天気だなー)」 いろは「はぁ?もういいです!話になりません。 行きましょ先輩!」グイッ 「先輩を奪うなら本気で殺す」ボソッ 八幡「え?あ、うん」 八幡「えと、じゃあ先輩また生徒会室で」 めぐり「あ……」スルッ 「私の八幡を奪うなら消すね」ボソッ 放課後…………• 続きは明日書きます。 今日は他作品の文章を考えたいので• ふ、た、り、で」 八幡「…別にいいけど」 こいついつから奉仕部に入ったの?辞めてくださいよ〜いろはすが居ると俺の死ぬ回数が増えるじゃないですか〜。 ありがとうございました!」 八幡「……ん?なっ!?」 八幡「なんで、小町以外の女子の連絡先が全部消えてるんだ…」 八幡「一色。 お前か」 いろは「一色?」 八幡「……い、いろは。 お前なのか?」 いろは「はい!」ニコッ 八幡「なんで…なんでだ」 いろは「なんで?そんなの決まってるじゃないですかー先輩が私以外の女と関係を持たないようにですよ。 まぁ、妹さんは私の将来の義妹なので、残しておきましたが」 八幡「………(ここまで……ここまでやるのか…)」 八幡「(1回家で整理しよう)そ、そうなのか。 じゃあ、俺はもう帰る。 また明日な」 いろは「帰っちゃうんですか〜んー………まぁ、いっかじゃあまた明日です!先輩!」 八幡「あ、あぁ……」• 式はどこで挙げる?あ、もちろん子供欲しいよね。 何人作ろっか?私は何人でもいいよ。 それは……」 いろは「そうか、その女のせいですね?」 いろは「殺さなきゃ」ボソッ いろは「殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すあ、でも先輩を監禁すれば…うん。 そうしよ。 待ってて。 だから今日は恥ずかしいけどめぐり先輩には俺の家に泊ってもらう事になった。 小町もいるし大丈夫だとは思う。 一色には由比ヶ浜経由で早退したと言ってある。 さらに生徒会は今日行事の準備のため、追ってくることなどありえない。 雪ノ下は心底心配してたように思える。 珍しいな…明日は雪が降るんじゃないかな…雪だけにね! …っ辞めとこ。 なんか悪寒を感じたわ。 さて、あと少しで正門だ。 チャリは予め取ってあるから後ろに(小町専用だが、可愛い過ぎるため許可)めぐり先輩を乗せて行けば勝ちだ。 ………なんかフラグを感じるわ。 可愛いねー」 小町「うっわ棒読み。 小町的にポイント低い!」 小町「あ、そういえばお兄ちゃん。 」 なんか嫌な予感がするんだけど…… これふりじゃないからな! どうか予感的中しませんように… 小町「いろはさんも後で来るって。 」 これは…まずいな。 知ってた だってこんな簡単に物事が上手くいくわけない。 どうしようか… どうやって家に来させないようにする…… ………あいつは俺の事が好きなんだよな… なんでここまで…… 一色…… 俺の好きだったあざとくも、信念は貫き通すお前はどこ行っちまったんだよ。 …………好き…だっ…た? 俺が…一色…を? でも俺はめぐり先輩が…… なんだ…なんなんだ…この気持ちは…… 八幡「あぁ!もう何もわかんねぇよ!!」バンッ めぐり「は、八幡?どうしたの?」ビクッ 八幡「…すいません。 取り乱しました。 」 めぐり「大丈夫?相談なら乗るよ?」 八幡「……大丈夫です。 少し部屋に1人で居させてくだ…」ピ-ンポ-ン 八幡「……っ…こんな時に…」 俺には分からない。 人の気持ちなんて分からないし、感情もすべては汲み取れない。 この時もっと有効な対処方はあったはずなんだ…でも… 八幡「……」ガチャ いろは「先輩。 俺の選択が…… ……敷かれてしまったレールを外れることはもう出来ない。 嬉しいです!やっと私の元へ帰ってくるんですね!やっぱりめぐり先輩とは遊びに過ぎなかったんですね!一瞬浮気だと思ってそこにいる女狐を殺そうと思ったんですけど、大丈夫ですね。 あぁ……先輩…大好きです。 愛してます」ギュ-ッ 八幡「い、いや、ちょっと待つんだ一色!」 いろは「…………一色?」 八幡「い、いろは!」 いろは「はい!なんですかぁ?」ギュ めぐり「……………八幡?」 めぐり「なんで?ねぇ?なんで浮気するの?なんで?ねぇ?意味分かんないよ…………私には全く分かんない!!!!」 めぐり「酷いよ……あんまりだよ…」 いろは「所詮遊びだったんですよ、めぐり先輩は!」 八幡「お、おい。 あまり刺激するな!」 いろは「なんですか?めぐり先輩の肩を持とうって言うんですか?」 めぐり「……いろはちゃん。 貴女が居るから八幡は浮気しちゃうんだ……そうだよ。 いろはちゃん」ニィ いろは「貴女が死ぬんですよ。 めぐり先輩」ニコッ 小町「キャぁぁぁぁ!!!!!!!!!」• あんな行動取らなければ、最悪の事態は起こらなかったのに… 俺がやれる事を考えた時…… …これしかない。 俺が正気に戻してやる。 八幡「二人共!」ザッ 八幡「頼む正気に戻ってくれ…」 いろは「先輩!?」ヒュッ めぐり「八幡!?」ヒュッ グサッ いろは めぐり「「あ…ああ…」」ガクッ その不快な音は静かな空間に響きわたった。 まるで、なにかを訴えるかのように…悲痛な叫びが聞こえるように… 真っ赤な液体が空中を舞い、地面に静かに落ちる。 2本のナイフから零れる赤い液体が、地面におちた。 その瞬間、止まっていた時間が動き出すかのように小町の口が開く 小町「キャアアアアアアアア!!お兄ちゃん!!!! 」 そんな不快な和音を奏でながら俺は意識が飛んでいった。 その際に見えたのは絶望と悲しみの顔をする3人だった。 八幡「ここは……」 ピコンピコン 八幡「…点滴…」 八幡「白い布団に点滴…ここは病院か…」 八幡「」ムク 八幡「うっ……」ズキッ 八幡「…!!」 小町「すぅ……」 八幡「小町…ずっと手を…」 八幡「……ありがとな」ナデナデ 小町「んんっ……お兄ちゃん…」ツ- 八幡「…寝ながら泣いてるのか………ごめんな。 心配かけて」ナデナデ コンコン 看護婦「失礼します……………!!」 看護婦「比企谷さん!起きられましたか!」 八幡「まぁ…はい」 何この人胸大きいな。 」 由比ヶ浜「失礼します〜」 雪ノ下「あら?比企谷くん。 長い眠りから覚めたようね。 そのまま寝てくれれば良かったのだけれど」ボソッ 八幡「雪ノ下さん?俺難聴じゃないから聞こえるからね?というか、とうまわしに死ねって言うの辞めてもらっていいですか…」 雪ノ下「ふふっ…冗談よ。 元気そうで何よりだわ」 由比ヶ浜「ヒッキー生きててよかったぁ」ホッ 八幡「勝手に殺すな」 由比ヶ浜「ち、違うし!そんな意味で言ってないし!」 由比ヶ浜「あ、そうだ!林檎持ってきたんだ!剥いてあげる!」 八幡「…雪ノ下。 皮むいてくれるのか。 ありがとう」 雪ノ下「えぇ。 私が剥くわ。 私が」 由比ヶ浜「ちょっ。 私が剥くんだし!というか、剥けるし!」 八幡「そうかそうか。 雪ノ下頼む」 由比ヶ浜「ゆきの〜んヒッキーがいじめるよ〜」 雪ノ下「由比ヶ浜さん」ニコッ 由比ヶ浜「なに?」 雪ノ下「貴女の行為のほうが充分いじめだと思うわ」ニコッ 八幡「たしかに。 、それもそうだな」 由比ヶ浜「うわ〜んゆきのんまで〜小町ちゃぁん〜」 小町「え!?わ、私ですか!?え〜っと、えと〜」 八幡「我が神聖な小町に触るな。 ビッチとアホが移る。 」 由比ヶ浜「ビ、ビッチじゃないし!アホでもないもん!」 八幡「じゃあ、1+1は?」 由比ヶ浜「2だし!それくらい分かるし!」 八幡「じゃあ敬語と尊敬語と謙譲語の違いは?」 由比ヶ浜「え〜と。 名前?」 八幡「帰れ」 雪ノ下「帰った方がいいわ」 由比ヶ浜「二人して〜うわ〜ん」 コンコン 八幡(ここに来るやつなんかもういないはず…誰だ…) とてつもない緊張感の中その扉は開かれる• 」 なんやかんやで今日1日、めぐり先輩といろはが来ることはなかった。 八幡「寝るのが…こわいな…」 今どこで…何をしているのか分からない。 ただ、改心して無事で戻ってきて欲しい。 それを願ってる。 そうして、八幡は目を閉じた… …………が 夜中。 …何かが違う。 …口を開けたままの俺に、着実にそして確実に近づいていく あぁ…何をしてくるんだいろは? 怖い…怖い… あと数cm…• お兄ちゃんが大好きだから。 」 いろは「はぃ…」グスッ 八幡「…その…怖がったりして悪かった」 八幡「今深夜だからな。 しょうがないんだよ。 怖くてな。 幽霊かと思った。 」 いろは「…先輩はやっぱり優しいです」 八幡「…」 いろは「…先輩。 本当に自分が何をしたかは分かっています…でも…私…は!グスッ先輩と離れたくな………いです!」 いろは「だから…先輩……うわぁぁぁん!」グスッ ボロボロ 八幡「いいんじゃねぇか別に」ポンッ いろは「…え?」ポロポロ 八幡「俺の側に居ても。 こうして、俺の少しおかしい日常が普通の日常へと変わった ……そう願っていた …だけど… ??「………」ギリッ ドックン めぐり「………」 ドックン いろは「先輩〜」フリフリ 八幡「おう」 ………本当の恐怖はこれからだった。 ……To be continued• この作品を見てくださった皆様ありがとうございました。 また、トリップを使用することができます。 詳しくはをご確認ください。 トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。 執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。 本文 2000文字以内で投稿できます。 0 投稿時に確認ウィンドウを表示する 著者情報 夢渡 閃 現実多忙• 8 投稿数• 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 」カテゴリの最新記事• 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 」SSの交流広場• Powered by Luilak.

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ヤンデレ愛劇場 好キダッテイッテクレタヨネ・・・・

ヤンデレ ss 先輩

というか呼び鈴鳴らせよ、寒いだろ」 ヤンデレ「家が隣なのだから、たいして変わらないでしょう? わたしよりあなたの方が家を出るのが少し遅いだけよ。 それにインターホンは朝からうるさくて頭に響くわ。 b72 駅から学校までの道 クラスメイト「おはよう、お二人さん」 男「よう」 ヤンデレ「……」軽くお辞儀 クラスメイト「……ははは。 うーん、邪魔しちゃ悪いし先行くわ、ごめんごめん」 男「おいちょっと、あー、歩くの早いなあいつ」 ヤンデレ「ねえ、あなた昨日はしっかり寝たのかしら?」 男「どうした? いきなり」 ヤンデレ「低血圧なのは毎朝のことだけど……少し、いつもと歩幅が違うから」 男「いや、気のせいだろう」 ヤンデレ「……そう、それならいいのだけど」 ヤンデレ(気のせい……じゃないもの、最近ずっとよ。 b72 男「相変わらず心配性だな。 そんな暗い顔するなよ、美人なんだから」 ヤンデレ「び……」 男「まったくなあ、一々かたまるのは治らんなこれ。 付き合ってからも変わらんし。 b72 学校、昼休み 男「あーよく寝た」 ヤンデレ「やっぱり眠いのかしら?」 男「まあな、でももう平気だよ。 午前の授業全部寝てたし」 ヤンデレ「そんなことだから成績が芳しくないのよ」 男「……それは否定できないな」 ヤンデレ「ふふ」 男「食堂行くか、腹減って死にそうだ。 ヤンデレは弁当があるのか」 ヤンデレ「ええ」 ヤンデレ(いつも、お弁当、2つあるわ。 b72 放課後、廊下 後輩女「あ」ばったり ヤンデレ「」びくっ 男「ん? なんだ、後輩女じゃないか」 後輩女「お久し振りですね、先輩。 それにヤンデレさんも。 中学のとき以来ですね。 わたしのこと、覚えてくれていたみたいで光栄の限りです」 男「同じ高校だったのか、知らなかったな」 ヤンデレ「……」 後輩女「はい、この半年、何度かお見かけしましたよ、お二人のこと。 お二人は気付かなかったみたいですけど。 わたしが1年生なので、先輩方は3年生ですか」 男「ああ、しかももう冬だからな。 b72 ヤンデレ「……」 後輩女「ヤンデレさん」 ヤンデレ「……な、なにかしら?」 後輩女「なに黙ってるんですか、あなた。 もしかして怯えてるんですか? わたしに」くすくす ヤンデレ「……ど、どうしてわたしが」 後輩女「相変わらずなんですね、あなた。 わたし、あなたを見ているとものすごく苛々してくるんです。 だって、驚きましたもん。 高校でのあなたは、傍から見れば物静かで大人しくて……まるきり中学のあのときまでとは逆ですね。 ああ、高校でのあなたというよりは、あのときの事故から後、ですか」 ヤンデレ「……っ!」 後輩女「あはっ、良かったですね。 この学校、それなりに偏差値高いところだからあの中学からじゃお二人のほかに合格者出ませんでしたし。 ……ああ、そっか。 先輩が全部考えてやっていることなんだから当然か」 男「おい」 後輩女「ヤンデレさん、あなたって本当に一から百まで、すべて先輩に頼りきりなんですね。 守ってもらってばかりで、情けなくならないんですか? あ、少し羨ましいんですけどね。 つまり嫉妬です。 b72 後輩女「あはっ、あの先輩に対する傍若無人な振る舞いはどこへいったんですか? あの散々わがままを言って先輩を困らせていたヤンデレさんはどこに影を潜めたんですか? だけど、気が付いていましたか。 ヤンデレさん、あなたの本質は、結局なにも変わっていないんですよ」 ヤンデレ「や、やぁ……やっあっごめんなさいっごめんなさい! ごめんなさっうあ、……っあ、あ……」 男「おい、もうやめろ後輩女」 後輩女「いいえ、続けさせてください。 あのときから、顔を合わせたら絶対言ってやろうと思ってたんです。 ヤンデレさん、あなた、いつも自分のことで精一杯ですもんね。 先輩を失うこわさを知って、たがが外れた? そんなのが言い訳になると? それで、いまは恋人同士なんて……。 b72 後輩女「……ふざけるなよ、お前」ぎりぎり ヤンデレ「うあ、あっ……ごめっなさっ、ごんなさっ、ごんなさいぃっ、わ、わたしがっ……あっ、あ……」 男「やめろって言ってるだろうが。 それに何度も言うがヤンデレに責任はない。 b72 男「ヤンデレ、少し待っててくれ。 5分でもどってくる」 ヤンデレ「……」こくん ヤンデレ「……ええ、わかったわ」 ヤンデレ(……ええ、わかったわ) ヤンデレ(……わかったわ) ヤンデレ(……わかってるわ) ヤンデレ(……わかってるもの) ヤンデレ(すべて、そう。 わたしのわがまま。 わたしの幸せのためにあなたが……あなたが痛い思いをして、つらい思いをして) ヤンデレ(後輩女さんの言う通りなのよ、あのときも共通の旧知で、聡明な彼女に見通されるのがこわくて避けていた) ヤンデレ(……わたしは、なにも変わってない。 b72 ヤンデレ(だから、距離を保ってきたのに。 必死に固めてきた堤防が決壊してしまうから) ヤンデレ(なのに、なのに、恋人になってしまって……! 酔いすぎていたんだわ、平和ボケしていたんだわ、あれから時間が経ってなにもかもどんどん当たり前になって。 あなたの優しさにつけこんで醜く増長して。 あなたの好意も、わたしのいいように解釈して) ヤンデレ(それで……それで……、いつの間にあなたの幸せをわたしが奪って……) ヤンデレ(わたしはあなたへ土足で踏み入って……) ヤンデレ(消えたい、消えたい、消えたい、……消えてしまいたい) ぽん 男「帰るぞ、ヤンデレ」 ヤンデレ「うあっ」 男「もう暗くなる、この時間だと外は死ぬほど寒いな。 あーやだやだ」 ヤンデレ「……ごめんなさい」 男の「なにを謝ってるんだよ、ヤンデレが謝ることなんてひとつもないだろ」 ヤンデレ「……」うつむき ヤンデレ(あなたは、わたしを責めたこと、一度もないものね。 いっそ怒鳴ってしまえばいいのに。 お前なんか要らないって。 b72 ヤンデレ「え、えと……な、なにを話してきたの?」 男「あいつとか? まあたいしたことじゃない、簡単な昔話だよ」 ヤンデレ「後輩女さんは……?」 男「先に帰ったよ」 ヤンデレ「……そう」 ヤンデレ(……わたしと相対するのも、反吐が出るのでしょうね) 男「そうだ、今日はうちで夕飯食べていくか? もう遅いし、帰ってから料理するのも面倒だろうし」 ヤンデレ「……遠慮するわ」 男「へ?」 ヤンデレ「ごめんなさい、今日は家でひとりで食べるわ」 男「……そっか」 ヤンデレ「ええ」 男「おっと、マフラーがほどけてる。 b72 翌朝、家の玄関前 男「おはよ」 男「……」ぴたっ 男「おーい、ヤンデレよ」 男「……いない」 男「寝坊か? いや、そんなわけないな」 男「まずいな、よりによって今日か。 後輩女(あいつ)め、狙い澄ましたようなタイミングでヤンデレに昨日接触してきやがった。 b72 学校、教室 ヤンデレ「……」ぼうっ 男「あ、いたいた。 おはよう、ヤンデレ」 ヤンデレ「ええ、おはよう」 ヤンデレ(今日は、足もと、ふらついてないわね。 ……よかった) 男「今朝はすまなかった、俺が家出るの遅くなって。 そりゃ、待ちきれない日もあるよな。 まあ、いつも遅刻寸前だからなあ。 b72 男「どうした? 体調が悪いなら保健室に」 ヤンデレ「放課後」 男「?」 ヤンデレ「放課後、あの場所で。 時間も。 話したいこと、あるから」 男「構わんが……、ヤンデレ、あのな、後輩女の言ったことは」 ヤンデレ「気にしてないわ。 昨日はみっともなく取り乱してごめんなさい」 ヤンデレ(そう。 わたしはあんな子の言うこと、気にしないもの。 だってもとからそうなのだから。 b72 放課後、教室 クラス委員、女「ねえ、ヤンデレさん。 今日、少し残ってほしいんだけど、いいかな」 ヤンデレ「え、ええ。 b72 夕陽射す教室 女「彼は? 一緒じゃないの?」 ヤンデレ「先に行くと言っていたわ」 女「……そう。 今日のあなたたち、様子がおかしいって、みんな言っていたよ」 ヤンデレ「そうかしら?」 女「だって、いつも彼と登校してるでしょ、いつも彼とお昼を食べているでしょ、下校だってこんな風にあっさりバラバラになったりなんかしない」 女「別れたんじゃないかって噂が早くも流れてる、ありえない」 ヤンデレ「ありえない? ふふ、どうしてそう思うのかしら」 ヤンデレ(ふふ。 b72 女「あたしを含め、周りはあなたたちをよく見ているんだから。 付き合いが長ければ長いほど、ありえないと思ってるはずだよ」 ヤンデレ「それでも、1年生のときからでしょう? 長くても2年半だわ、そんなものは一笑に付されるような歳月じゃないかしら」 女「それでも、だよ」 女「あなたたちって、不思議な関係よね。 彼があなたを引っ張っているようにも見えるし、あなたが彼の斜め後ろにいて指揮を執っているようにも見える。 そして、あなたはなぜか、決して彼の隣に立とうとはしない」 女「彼がひとりでいればどこか寂しそうに見えるし、あなたがひとりでいればこの世のすべてに一切の興味がないように見える。 表情もかたくて暗くて、周囲は少し話しかけづらい。 無愛想ってわけじゃないけれど。 でも、あなたたちは、ふたりでいれば満ち足りているように見えるんだよね。 本当に不思議とね。 一緒にいるとき、あなたたちは、特にあなたは、柔らかくて、穏やかな顔をしている」 女「べったりとした会話なんかひとつもない。 クラスメイトの誰も、あなたたちの会話を聞いて不快に思わない。 それどころか、羨ましく感じる。 安らかな心地良さがある。 そんな光景、普通はない。 b72 女「これは嘘偽りのない本心だと思って聞いて。 b72 女「泣きながら叫んでも全然説得力ないよ、ヤンデレさん。 あなた、こわいの?」 ヤンデレ「な、なにが……」 女「わかった。 こわいんでしょ、逃げ出したいんでしょ。 彼の人生にあなたの存在が含まれるのが。 足を踏み込んでしまって」ずいっ ヤンデレ「ひっ!」 女「責任重大だもんね、彼の人生に対して。 こわくてこわくて仕方ないでしょう。 自分が隣にいることで彼を不幸にしないかなんて、わかるわけない。 だけど、離れるための、その過程でもし嫌われたら? 失望されたら? 拒絶されたら? 彼は優しいからそんなことにはならないはず、そのはずだけどもしそうなったら? そうしたら、あなたは死ぬよりほかにない」 ヤンデレ「うぅぁあっ……」 女「でも、その反面、一線を越えて恋人になったら、独占欲だけは日増しに強くなっていった。 自分が際限なく増長していくのは恐ろしいでしょう。 そして、あなたは彼になにもできず、最低最悪な彼女に成り果てた」 ヤンデレ「……ぁ」へなへな 女「認めるよ。 あたし、あなたたちが好きと言ったけど、違うの。 あなたが好きなの。 どうしても目で追ってしまうの。 この2年半の間、毎日見ていたの。 b72 女「その上で、言わせてもらうよ。 あなたは、彼の幸せを実現するために、人生を捧げると誓ったのでしょ? だったら、そこからみずから降りることは絶対に許されない。 それは不文律。 もしそれを破って、自分の気持ちを、幸せを優先するような行為は、あなたにとって何なの?」 ヤンデレ「それは……、唾棄に値するわ」 女「そういうこと。 つまり、あなたたちの仲が違うことはありえない。 ね、理解してくれた?」 ヤンデレ「……よく、わかったわ。 わたしの愚かしさが」 女「考えを改めてくれたかな?」 ヤンデレ「ええ、わたしは彼が望むわたしになるわ。 彼の幸せを実現するわたしに」 ヤンデレ「ありがとう」ふかぶか ヤンデレ「あの、わたし、もう行くわ。 b72 昇降口へ続く廊下 後輩女「こんにちは」すっ ヤンデレ「っ!? ど、どうして……」 後輩女「お待ちしていました、通りがかった先輩に訊いたらヤンデレさんは遅れてくると仰っていましたので」 ヤンデレ「な、な……わ、わたしに何の用かしら……?」 後輩女「ありがたく思ってください、あなたに助言をするためにわざわざこうしているんです。 b72 後輩女「当然じゃないですか」 ヤンデレ「それなら……どうして……」 後輩女「好きな人の幸せを願うのがおかしいですか?」 ヤンデレ「……っ!」 後輩女「あはっ。 あなた、そんなことで恋敵が現れたらどうするんですか? 本気でお二人の関係を引き裂こうとする人間が現れたら」 ヤンデレ「も、もう、それはあなたが」 後輩女「あはっ、嘘ですよ。 冗談です」 後輩女「あなたの反応が面白くてつい。 恋敵が現れる度に、そうやって目を潤ませて威嚇するつもりですか。 そんなのじゃまったく効果ないですけどね」 後輩女「……いつもしているみたいに毅然と背筋を伸ばせよ」 ヤンデレ「っ! ……でも」 後輩女「そうです、あなたは先輩に対して罪を犯しています。 あなたが一生背負う十字架です。 b72 ヤンデレ「……だから、わたしには資格がないわ。 ですが、あれには暗黙のルールがあります。 それはどちらも自殺はしないということです。 b72 ヤンデレ「けれど途中で後輩女さんと会ったでしょう」 男「おっとバレたか、ということはうまくエンカウントできたみたいだな」 ヤンデレ「ええ、あなたの悪口を捲し立てていたわ」 男「おいマジかよ、そういう知り得ないところでの陰口はかなり胃にくるんだが」 ヤンデレ「嘘よ」 男「嘘かよ。 ならいいが。 b72 男「それより、うちのクラス委員様とはなにを話してたんだ? まあ大体の察しはつくけどさ」 ヤンデレ「あら、あなたいつの間に超能力者になったのね。 誰もいない教室で突然、クラス委員の女さんが熱を帯びた瞳でわたしに迫って……」 男「いやいやいや、そういうことじゃねえよ」 男「あー、つまりな、女さんも後輩女も、立場は違えど最終的には同じ意味のことを言ったんじゃないかと思ってな」 ヤンデレ「……あなたは、本当に周りの人たちが見れているのね。 b72 ヤンデレ「だけど、もしそうならないとしたら。 b72 男「……なるほどな」 ヤンデレ「ふふ、もう余計なことなんて考えない人形になって、あなたの望むままに動くのよ。 b72 ヤンデレ「だから、本当に申し訳ないけれどひとつひとつ命令してくれるととてもありがたいわ。 わたし、一言一句、一挙手一投足、すべてあなたの好きなわたしでいたいから。 愛のことばも、酷いことばも覚えるわ。 好きな仕草があればそれも。 口癖も髪型も服装もきっちり決めましょう。 あ、そもそもわたしの性格をしっかり設定しなきゃならないわ。 b72 男「違うよ、違うんだ。 ヤンデレ」 男「この、俺とヤンデレの関係は、二人の心のせめぎ合いで成り立ってる」 男「ヤンデレはきっと、いや彼女ら二人も同じように考えたんだろう。 自分を滅して相手と同化すれば、相手の幸せを実現できるってな」 ヤンデレ「う……だって……だって」 男「でもな、この関係はそうじゃない。 俺も好きなんだ。 わかるか? 俺もヤンデレのことが好きなんだよ。 二人がそれぞれ存在しているから、この関係はある。 常に両者の心がぶつかり続ける、それでいいんだよ。 それが当然で、最良なんだ。 その永遠とも思える連なりが、付き合っているということなんじゃないか?」 ヤンデレ「……うぁっ、あっあ……だけどそうしたらあなたに」じわあああ 男「いいんだよ、すべて。 だからな、言っていいんだよ。 b72 男「あー、いやな、今年は高校生活最後の年だし、それになんだ、付き合って初めての年だからな。 それで何を贈ろうか考えれば考えるほどよくわからなくなって、色々調べたりしてたら毎日夜遅くなってさ。 これも昨夜一緒に家に帰ってから急いで買ってきたんだ。 昨日マフラー巻き直したとき、古くなってるのがわかって、これだ、と思ったから」 男「心配かけて……悪かった。 謝る」 ヤンデレ「……よかった。 あのね、心配したのだからね、低血圧は合併症を引き起こすかもしれないのだし」 男「ごめんごめん」 ヤンデレ「そして……、ありがとう」 ちゅっ 男「うあっ、び、びっくりした。 shitaraba. 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加圧されたマシュマロ ~ヤンデレ・修羅場・三角関係まとめ~

ヤンデレ ss 先輩

俺もとうとう3年生になり、本格的に受験勉強を意識するようになった。 小町「お兄ちゃん!遅刻するよー!」 俺のマイスウィートエンジェル小町たんこと比企谷小町が玄関で俺に声をかけた 八幡「おー、今行くー」 俺は基本テンションが低いが月曜日の朝は特にテンションが低い。 本当に死んだ魚のようだ。 おっと死んだ魚にテンションなんかありませんでした。 ………てへっ 小町「まーた変なこと考えてる」 小町が腰に手を当て呆れた顔で言った 八幡「しょうがねーだろ月曜の朝なんだから」 小町「いーから今日もせっせか漕いでね」 八幡「お前夏場の2人乗りとかマジ地獄の何物でもねーよ」 地獄の何物でもないことを毎日こなしてる俺マジ閻魔大王様になれるレベル 小町「レッツゴー!」 八幡「はぁ…」 俺は溜息と共に気合を入れた。 〜学校の校門前〜 八幡「はぁ…はぁ…着いたぞ」 小町「さっすがお兄ちゃん!じゃっまた部活でね」 そう、小町は現在奉仕部に所属している。 新入部員は小町1人だけだ。 もっとも、川…原?大志が入って来たらレーザーポインターをゼロ距離で発射するまである いろは「なーにブツブツ言ってるんですか?」 八幡「あぁ一色か」 いろは「はいっ!おはようございます!!」 一色はいつものようにテンション高めに話しかけて来た 八幡「おー今日もテンション高いな」 いろは「えっ今私のこと口説いてましたか!?ごめんなさいテンション低い人と高い人が合わさったら良い感じになるとか考えが甘々なので出直して来て下さい!ごめんなさい」 一色は長ゼリフを噛まずに言い切った 八幡「何でそうなんだよ…」 いろは「てか先輩テンション低すぎません?」 八幡「そりゃ月曜日の朝から自転車で登校して来たからな。 あの寒気は…気のせい?…でも、一色はなぜぞんな大きいサイズのYシャツを持っていたんだ?偶然?…それとも… 俺は疑問を払拭できないまま校舎へ走り出した しかしこの時から俺の…俺たちの歯車は狂い始めたのかもしれない [newpage] 俺は結局一色から借りたYシャツを着ないでいた 戸塚「八幡!おはよう!」 八幡「おっ、とっ戸塚!おはよう!」 俺のオアシスこと戸塚彩加だ 戸塚「今日から1週間頑張ろうね!」 八幡「今日はいい1日になりそうだ」 戸塚「えっ八幡!それどういう意味!?」 俺は無意識のうちに言葉にしてたようだ 先生「はいみんなー!席に着いてー!」 戸塚「じゃっまた後でね」 俺の戸塚とのハッピータイムを奪うとは… その後SHRも無事に終わり、1時限目の準備をしようと廊下に出たら奴がいた いろは「せーんぱーい!また会いましたね」 八幡「何でここにいるんだよ?」 いろは「…そんなことより何で着替えてないんですか?」 八幡「いやっ流石にわりーよ人が着たものを着るなんてお前も気持ちわりーだろ?」 いろは「いいえ、他の人ならともかく先輩だったらいいですよ」 一色がキョトンとした顔で言った。 ほんとに可愛いな しかしこの程度で訓練されたボッチは引っかからない 八幡「はいはいあざといよ」 さらっと受け流す俺大人 いろは「そんなことより早く着替えて下さい」 八幡「じゃあわりーけど借りるわ」 いろは「はいっ!あっYシャツ預かりますよ」 八幡「あぁ、悪いな」 さっきから謝ってばかりな気がする 八幡「っとサンキューいっし…」 着替え終わってYシャツを返してもらおうと思ったら一色がいなくなっていた 八幡 新手のいじめなのか? そう思ったが時間は2分前だったので時間だから自分の教室に帰ったのだと思った 八幡 普通声掛けて返すはずだよな? その後午前中は何事も無く過ごした 昼休みになりいつものベストプレイスでパンとMAXコーヒーを買っていこうと思ったら教室に誰かが来た いろは「先輩はどこですか?」 戸部「おっ、どしたよいろはす?」 いろは「いや戸部先輩じゃないですから」 戸部「じゃ隼人くんかな?」 いろは「いえ比企谷先輩です」 戸部「チョッチ待ってな…ヒキタニくーん!いろはす呼んで…」 いろは「戸部先輩、ヒキタニって誰ですか?あの人は比企谷ですよ?名前間違えて呼んでるんですか?修学旅行の時にもお世話になった先輩によくそんな名前で呼べますね。 逆に尊敬します。 てか早く呼んでくれませんか?早く呼んで戸部先輩はどっか行ってください」 戸部「おっおーひっ比企谷くーん!いろはが呼んでるよー!」 八幡「一色が?なんだ?」 いろは「先輩!今日の分のパンまだ買ってないですよね?」 八幡「まぁ今から買いに行ってこようと思っていたけど」 いろは「私お弁当作って来たので一緒に食べませんか?」 一色が顔を赤らめながら上目遣いで聞いて来た 八幡「いいけどどこで食うんだ?」 いろは「生徒会室で食べましょう!」 八幡「分かった。 MAXコーヒー買ったら行くからな」 いろは「じゃあ私も着いてっていいですか?」 八幡「お好きにどーぞ」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 八幡「MAXコーヒー…MAXコーヒーっと」 いろは「そんなにMAXコーヒーって美味しいんですか?」 八幡「ばっか!MAXコーヒーは千葉県のソウルドリンクだぞ」 ちなみにソウルフードは落花生!ここ!テストに出るからな! 八幡「後これ、弁当くれるからやるよ」 俺はミルクティーを一色にあげた いろは「気にしなくていいんですよ?私が好きでやっているんですから」 八幡「俺は養われる気はあるが施しを受ける気はない!」 いろは「よく分からないですが、ではありがたく頂きます」 八幡「早く生徒会室に行こうぜ、ここ暑い」 いろは「はーい!」 ・ ・ ・ ・ ・ いろは「はいっ先輩!」 一色の弁当は彩りも良く、とても美味しそうだった 八幡「じゃあ、まずは卵焼きから……うん、まぁなんだ…うまいよ」 いろは「本当ですか!?先輩の舌に合って良かったです」 他の料理もとても美味しく自然と次のおかず次のおかずと箸が進んだ 八幡「ごちそうさん!美味かったぞ一色」 いろは「お粗末様でした!」 八幡「なぁ一色。 一つ聞いてもいいか?」 いろは「なぜこんなことをするのか…ですか?」 八幡「あぁ、お前の善意は本物だと思うけど、ここまでしてくれるほど何かした覚えがないんだ」 いろは「いいえそんなことないですよ。 生徒会選挙の件やクリスマスイベントの件は先輩のおかげで成功させられたんです」 八幡「別にお前だから助けた訳じゃない。 一色を生徒会長に推した手前手伝わなきゃいけないからってだけだし、クリスマスイベントの件に関しては雪の下と由比ヶ浜のおかげだからな」 いろは「またあの奉仕部か……あいつらさえいなけりゃ」 一色が顔を逸らして俺に見えないように呟いていて何を言ってるか分からなかったが今までにない声から恐ろしい形相をしているのが感じ取れた 八幡「い…いっしき?」 いろは「どうしました?」けろっ あの雰囲気も最初だけでいつもの一色に戻っていた 俺はふとあのことを思い出した 八幡「そういや俺のYシャツを返してくれ」 いろは「なんか私が盗んだみたいな言い方ですねー」 八幡「あー…そうゆうつもりじゃなかったんだけどな」 いろは「まあ別にいいですけど。 それとYシャツは洗っておきます」 八幡「いや流石に悪いから放課後に取りに来るよ」 いろは「むーー!分かりました放課後生徒会室に来てくださいね」 八幡「了解」 いろは「そろそろ時間ですし行きますか」 八幡「じゃまた放課後な」 いろは「はいっ!」 [newpage] 放課後になり生徒会室に向かおうと思ったら肩を叩かれた 結衣「ねぇヒッキー!一緒に部活行こう!」 八幡「先に生徒会室に行くから遅れるわ」 結衣「またいろはちゃんのこと?」 由比ヶ浜が少し悲しそうな顔で聞いて来た 八幡「まぁすぐ終わると思うからそしたら部活に行く」 結衣「分かった!じゃあゆきのんにも伝えとくね」 俺は由比ヶ浜と別れて生徒会室に向かった ・ ・ ・ ・ ・ 八幡「失礼しまーす」 いろは「あっこんにちはです!」 八幡「さっYシャツを渡してくれ」 いろは「はいどうぞ」 八幡「おうっサンキュー、じゃあ俺部室行くから」 いろは「あのっ!先輩」 八幡「うん?」 いろは「昨日クッキー焼いたんですけど食べてくれますか?」 八幡「お前料理できたんだな」 いろは「とーぜんです!」 八幡「じゃあありがたく貰ってくわ」 いろは「今感想が欲しいんですが…」 八幡「じゃあ一口」 俺はプレーンのクッキーを食べたがほのかな甘さで美味しかった 八幡「普通にうまいな…でも」 なんだろうこの不思議な隠し味は いろは「美味しくないですか?」 八幡「なんか不思議な味がすると思ってな」 いろは「それは私の愛情ですね!」 八幡「馬鹿なこと…言ってね…で」 突然眠気が襲って来てそのまま倒れるように眠った [newpage] 知らない天井だ。 よく病院で意識を取り戻した患者がよく言うセリフを言ってみたが本当にどこだか分からなかった いろは「やっと起きたんですね」 八幡「おぉ一色、いたのか…あれ?」 俺は立ち上がろうとするも手に手錠がかけられていて立てなかった いろは「手だけでなく足も繋げときました」 俺は一色が何を言っているのか分からなかった。 ただ、今の状況は恐ろしくやばいと思った 八幡「なぁ一色、なんでこんなことするんだ?」 何か気に触ることを言ったなら謝ろうと思った。 いろは「私も本物が欲しくなったんです」 八幡「それはディスティニーランドの時に聞いた」 そして葉山に振られたことも いろは「つまりそういうことです」 八幡「いや、全く分からない」 本当に話が結びつかない いろは「ここがどこだか分かりますか?」 一色が話を変えた、いや話を結びつけるために説明をしてるだけか 八幡「いや全くわからん」 いろは「ここは私の部屋ですよ」 八幡「どうやってここまで運んだ?」 いろは「学校の裏にタクシーを呼んで「お兄ちゃんが倒れたので家までお願いします」って言って運びました」 八幡「なるほどな」 いろは「私が求める本物は「私だけの先輩」です」 八幡「だから監禁なのか?」 いろは「今は監禁ですがそのうち先輩が出たくないと感じるようになりますよ」 一色が意味深な笑みを浮かべた。 いつものあざとさなど全くなく気味が悪いとすら思った 八幡「悪いがこれは本物とは呼べない」 いろは「じゃあ先輩が思う本物とは何ですか?」 八幡「分からない、でも、もしこれが本物だと言うんだったら俺は本物なんて要らない!!俺は二度と何も求めない!」 いろは「なんで私を否定するんですか?なんで私を受け入れてくれないんですか?なんでそんな事いうんですか?なんで、なんで、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!なんで!!」 一色の喉が裂けるような叫び声が脳に響いた 八幡「な…なぁ一色…親に迷惑かかるから…あまり大声は出さない方がいいぞ」 いろは「私の心配をしてくれてるんですね?嬉しいです」 一色の機嫌が良くなった所で俺は一色に頼みごとをした 八幡「なぁ一色。 俺は外の世界に出ていろんなものを見たいんだよ。 だから錠を外してくんねーか?」 その瞬間一色の目からハイライトが消えた いろは「なんで外の世界に行こうとするんですか?私は先輩だけを見て、先輩は私だけを見てくれたらいいじゃないですか。 あぁ奉仕部の女どもですね。 あいつら私の先輩にベタベタしやがって」 いろは「殺すしかないか」 一色が机にあったカッターを取り出した 八幡「まっ待てよ一色!何もそこまですることねーだろ?」 いろは「あの女たちを庇うんですか?なんでですか?」 八幡「そっそういうわけじゃ…」 いろは「じゃあ公園に呼びますね」 そう言って俺のスマホを取り出した……俺の!? 八幡「ちょっちょっと待てそれ俺の」 いろは「だって私あいつらのメアド知らないんですもん」 八幡「ただ俺のスマホロックかかってるぞ」 いろは「小町ちゃんの誕生日なんて安直すぎません?」 八幡「やめてくれ!俺が求めた大事な本物に…はっ!」 今流れている空気が気化したガソリンだとすると俺はとんでもない爆弾を放り投げてしまった。 慎重になるべきだったのに!言葉を選ぶべきだったのに! いろは「もう殺します。 しかしそんな淡い考えは届かなかった いろは「頸動脈を切って殺しました」 すらっと言ったことから何の躊躇いもなく殺したことが分かった。 分かってしまった その時ついに俺の理性が崩壊した 八幡「あ…あ…うわーーーーー!!!くっそ…くそっ…あああああ!」 いろは「これからはずっと一緒ですよ」 八幡「ふざけんな!てめーとなんか一緒になってたまるか!ここで死んでやる!」 俺は舌を噛み切ろうと思いベロを出した いろは「させませんよ」 一色が口に手を入れて来た 俺は本当に噛み切ろうとしたから一色の手を噛んでしまった。 一色の手から血が流れ出た 八幡「さっさとこの手を抜け!噛みちぎるぞ!」 いろは「なら、私が殺してあげます。 そして私も死にます。 今ここにカッターが二本あります。 2人を殺した時に使ったのと予備のやつです」 八幡「てめーの手なんか借りなくても死んでやる!」 いろは「先輩には2人を殺したカッターを使ってあげます。 少しだけ走馬灯を見た せーんぱいっ!仕事手伝って下さい! 先輩一緒にどこかに行きましょう 先輩の方があざといですからね! ーーーーどこで狂ってしまったんだ… 君はまるで理性の化け物だね そんなんじゃないですよ ふーん…じゃあ自意識の化け物か… いつだかの時に雪の下さんが言ってたことを思い出した あれはからかってるわけではなく忠告だったのかもしれない 結局俺の中の自意識の化け物が一色の気持ちを遠ざけて、勘違いだと俺に言い聞かせて 一色がこんなになるまで追い込んで 雪の下や由比ヶ浜が死んだのも俺のせいだ ーーーーーみんな ごめんなさい [newpage] 材木座「っていう小説を書いた」 雪乃「つまらなかった。 想像を絶するつまらなさ。 書いた作者のセンスすら感じるわ。 小町「お兄ちゃん!遅刻するよー!」 俺のマイスウィートエンジェル小町たんこと比企谷小町が玄関で俺に声をかけた 八幡「おー、今行くー」 俺は基本テンションが低いが月曜日の朝は特にテンションが低い。 本当に死んだ魚のようだ。 おっと死んだ魚にテンションなんかありませんでした。 ………てへっ 小町「まーた変なこと考えてる」 小町が腰に手を当て呆れた顔で言った 八幡「しょうがねーだろ月曜の朝なんだから」 小町「いーから今日もせっせか漕いでね」 八幡「お前夏場の2人乗りとかマジ地獄の何物でもねーよ」 地獄の何物でもないことを毎日こなしてる俺マジ閻魔大王様になれるレベル 小町「レッツゴー!」 八幡「はぁ…」 俺は溜息と共に気合を入れた。 〜学校の校門前〜 八幡「はぁ…はぁ…着いたぞ」 小町「さっすがお兄ちゃん!じゃっまた部活でね」 そう、小町は現在奉仕部に所属している。 新入部員は小町1人だけだ。 もっとも、川…原?大志が入って来たらレーザーポインターをゼロ距離で発射するまである いろは「なーにブツブツ言ってるんですか?」 八幡「あぁ一色か」 いろは「はいっ!おはようございます!!」 一色はいつものようにテンション高めに話しかけて来た 八幡「おー今日もテンション高いな」 いろは「えっ今私のこと口説いてましたか!?ごめんなさいテンション低い人と高い人が合わさったら良い感じになるとか考えが甘々なので出直して来て下さい!ごめんなさい」 一色は長ゼリフを噛まずに言い切った 八幡「何でそうなんだよ…」 いろは「てか先輩テンション低すぎません?」 八幡「そりゃ月曜日の朝から自転車で登校して来たからな。 あの寒気は…気のせい?…でも、一色はなぜぞんな大きいサイズのYシャツを持っていたんだ?偶然?…それとも… 俺は疑問を払拭できないまま校舎へ走り出した しかしこの時から俺の…俺たちの歯車は狂い始めたのかもしれない[newpage] 俺は結局一色から借りたYシャツを着ないでいた 戸塚「八幡!おはよう!」 八幡「おっ、とっ戸塚!おはよう!」 俺のオアシスこと戸塚彩加だ 戸塚「今日から1週間頑張ろうね!」 八幡「今日はいい1日になりそうだ」 戸塚「えっ八幡!それどういう意味!?」 俺は無意識のうちに言葉にしてたようだ 先生「はいみんなー!席に着いてー!」 戸塚「じゃっまた後でね」 俺の戸塚とのハッピータイムを奪うとは… その後SHRも無事に終わり、1時限目の準備をしようと廊下に出たら奴がいた いろは「せーんぱーい!また会いましたね」 八幡「何でここにいるんだよ?」 いろは「…そんなことより何で着替えてないんですか?」 八幡「いやっ流石にわりーよ人が着たものを着るなんてお前も気持ちわりーだろ?」 いろは「いいえ、他の人ならともかく先輩だったらいいですよ」 一色がキョトンとした顔で言った。 ほんとに可愛いな しかしこの程度で訓練されたボッチは引っかからない 八幡「はいはいあざといよ」 さらっと受け流す俺大人 いろは「そんなことより早く着替えて下さい」 八幡「じゃあわりーけど借りるわ」 いろは「はいっ!あっYシャツ預かりますよ」 八幡「あぁ、悪いな」 さっきから謝ってばかりな気がする 八幡「っとサンキューいっし…」 着替え終わってYシャツを返してもらおうと思ったら一色がいなくなっていた 八幡 新手のいじめなのか? そう思ったが時間は2分前だったので時間だから自分の教室に帰ったのだと思った 八幡 普通声掛けて返すはずだよな? その後午前中は何事も無く過ごした 昼休みになりいつものベストプレイスでパンとMAXコーヒーを買っていこうと思ったら教室に誰かが来た いろは「先輩はどこですか?」 戸部「おっ、どしたよいろはす?」 いろは「いや戸部先輩じゃないですから」 戸部「じゃ隼人くんかな?」 いろは「いえ比企谷先輩です」 戸部「チョッチ待ってな…ヒキタニくーん!いろはす呼んで…」 いろは「戸部先輩、ヒキタニって誰ですか?あの人は比企谷ですよ?名前間違えて呼んでるんですか?修学旅行の時にもお世話になった先輩によくそんな名前で呼べますね。 逆に尊敬します。 てか早く呼んでくれませんか?早く呼んで戸部先輩はどっか行ってください」 戸部「おっおーひっ比企谷くーん!いろはが呼んでるよー!」 八幡「一色が?なんだ?」 いろは「先輩!今日の分のパンまだ買ってないですよね?」 八幡「まぁ今から買いに行ってこようと思っていたけど」 いろは「私お弁当作って来たので一緒に食べませんか?」 一色が顔を赤らめながら上目遣いで聞いて来た 八幡「いいけどどこで食うんだ?」 いろは「生徒会室で食べましょう!」 八幡「分かった。 MAXコーヒー買ったら行くからな」 いろは「じゃあ私も着いてっていいですか?」 八幡「お好きにどーぞ」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 八幡「MAXコーヒー…MAXコーヒーっと」 いろは「そんなにMAXコーヒーって美味しいんですか?」 八幡「ばっか!MAXコーヒーは千葉県のソウルドリンクだぞ」 ちなみにソウルフードは落花生!ここ!テストに出るからな! 八幡「後これ、弁当くれるからやるよ」 俺はミルクティーを一色にあげた いろは「気にしなくていいんですよ?私が好きでやっているんですから」 八幡「俺は養われる気はあるが施しを受ける気はない!」 いろは「よく分からないですが、ではありがたく頂きます」 八幡「早く生徒会室に行こうぜ、ここ暑い」 いろは「はーい!」 ・ ・ ・ ・ ・ いろは「はいっ先輩!」 一色の弁当は彩りも良く、とても美味しそうだった 八幡「じゃあ、まずは卵焼きから……うん、まぁなんだ…うまいよ」 いろは「本当ですか!?先輩の舌に合って良かったです」 他の料理もとても美味しく自然と次のおかず次のおかずと箸が進んだ 八幡「ごちそうさん!美味かったぞ一色」 いろは「お粗末様でした!」 八幡「なぁ一色。 一つ聞いてもいいか?」 いろは「なぜこんなことをするのか…ですか?」 八幡「あぁ、お前の善意は本物だと思うけど、ここまでしてくれるほど何かした覚えがないんだ」 いろは「いいえそんなことないですよ。 生徒会選挙の件やクリスマスイベントの件は先輩のおかげで成功させられたんです」 八幡「別にお前だから助けた訳じゃない。 一色を生徒会長に推した手前手伝わなきゃいけないからってだけだし、クリスマスイベントの件に関しては雪の下と由比ヶ浜のおかげだからな」 いろは「またあの奉仕部か……あいつらさえいなけりゃ」 一色が顔を逸らして俺に見えないように呟いていて何を言ってるか分からなかったが今までにない声から恐ろしい形相をしているのが感じ取れた 八幡「い…いっしき?」 いろは「どうしました?」けろっ あの雰囲気も最初だけでいつもの一色に戻っていた 俺はふとあのことを思い出した 八幡「そういや俺のYシャツを返してくれ」 いろは「なんか私が盗んだみたいな言い方ですねー」 八幡「あー…そうゆうつもりじゃなかったんだけどな」 いろは「まあ別にいいですけど。 それとYシャツは洗っておきます」 八幡「いや流石に悪いから放課後に取りに来るよ」 いろは「むーー!分かりました放課後生徒会室に来てくださいね」 八幡「了解」 いろは「そろそろ時間ですし行きますか」 八幡「じゃまた放課後な」 いろは「はいっ!」[newpage] 放課後になり生徒会室に向かおうと思ったら肩を叩かれた 結衣「ねぇヒッキー!一緒に部活行こう!」 八幡「先に生徒会室に行くから遅れるわ」 結衣「またいろはちゃんのこと?」 由比ヶ浜が少し悲しそうな顔で聞いて来た 八幡「まぁすぐ終わると思うからそしたら部活に行く」 結衣「分かった!じゃあゆきのんにも伝えとくね」 俺は由比ヶ浜と別れて生徒会室に向かった ・ ・ ・ ・ ・ 八幡「失礼しまーす」 いろは「あっこんにちはです!」 八幡「さっYシャツを渡してくれ」 いろは「はいどうぞ」 八幡「おうっサンキュー、じゃあ俺部室行くから」 いろは「あのっ!先輩」 八幡「うん?」 いろは「昨日クッキー焼いたんですけど食べてくれますか?」 八幡「お前料理できたんだな」 いろは「とーぜんです!」 八幡「じゃあありがたく貰ってくわ」 いろは「今感想が欲しいんですが…」 八幡「じゃあ一口」 俺はプレーンのクッキーを食べたがほのかな甘さで美味しかった 八幡「普通にうまいな…でも」 なんだろうこの不思議な隠し味は いろは「美味しくないですか?」 八幡「なんか不思議な味がすると思ってな」 いろは「それは私の愛情ですね!」 八幡「馬鹿なこと…言ってね…で」 突然眠気が襲って来てそのまま倒れるように眠った[newpage] 知らない天井だ。 よく病院で意識を取り戻した患者がよく言うセリフを言ってみたが本当にどこだか分からなかった いろは「やっと起きたんですね」 八幡「おぉ一色、いたのか…あれ?」 俺は立ち上がろうとするも手に手錠がかけられていて立てなかった いろは「手だけでなく足も繋げときました」 俺は一色が何を言っているのか分からなかった。 ただ、今の状況は恐ろしくやばいと思った 八幡「なぁ一色、なんでこんなことするんだ?」 何か気に触ることを言ったなら謝ろうと思った。 いろは「私も本物が欲しくなったんです」 八幡「それはディスティニーランドの時に聞いた」 そして葉山に振られたことも いろは「つまりそういうことです」 八幡「いや、全く分からない」 本当に話が結びつかない いろは「ここがどこだか分かりますか?」 一色が話を変えた、いや話を結びつけるために説明をしてるだけか 八幡「いや全くわからん」 いろは「ここは私の部屋ですよ」 八幡「どうやってここまで運んだ?」 いろは「学校の裏にタクシーを呼んで「お兄ちゃんが倒れたので家までお願いします」って言って運びました」 八幡「なるほどな」 いろは「私が求める本物は「私だけの先輩」です」 八幡「だから監禁なのか?」 いろは「今は監禁ですがそのうち先輩が出たくないと感じるようになりますよ」 一色が意味深な笑みを浮かべた。 いつものあざとさなど全くなく気味が悪いとすら思った 八幡「悪いがこれは本物とは呼べない」 いろは「じゃあ先輩が思う本物とは何ですか?」 八幡「分からない、でも、もしこれが本物だと言うんだったら俺は本物なんて要らない!!俺は二度と何も求めない!」 いろは「なんで私を否定するんですか?なんで私を受け入れてくれないんですか?なんでそんな事いうんですか?なんで、なんで、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!なんで!!」 一色の喉が裂けるような叫び声が脳に響いた 八幡「な…なぁ一色…親に迷惑かかるから…あまり大声は出さない方がいいぞ」 いろは「私の心配をしてくれてるんですね?嬉しいです」 一色の機嫌が良くなった所で俺は一色に頼みごとをした 八幡「なぁ一色。 俺は外の世界に出ていろんなものを見たいんだよ。 だから錠を外してくんねーか?」 その瞬間一色の目からハイライトが消えた いろは「なんで外の世界に行こうとするんですか?私は先輩だけを見て、先輩は私だけを見てくれたらいいじゃないですか。 あぁ奉仕部の女どもですね。 あいつら私の先輩にベタベタしやがって」 いろは「殺すしかないか」 一色が机にあったカッターを取り出した 八幡「まっ待てよ一色!何もそこまですることねーだろ?」 いろは「あの女たちを庇うんですか?なんでですか?」 八幡「そっそういうわけじゃ…」 いろは「じゃあ公園に呼びますね」 そう言って俺のスマホを取り出した……俺の!? 八幡「ちょっちょっと待てそれ俺の」 いろは「だって私あいつらのメアド知らないんですもん」 八幡「ただ俺のスマホロックかかってるぞ」 いろは「小町ちゃんの誕生日なんて安直すぎません?」 八幡「やめてくれ!俺が求めた大事な本物に…はっ!」 今流れている空気が気化したガソリンだとすると俺はとんでもない爆弾を放り投げてしまった。 慎重になるべきだったのに!言葉を選ぶべきだったのに! いろは「もう殺します。 しかしそんな淡い考えは届かなかった いろは「頸動脈を切って殺しました」 すらっと言ったことから何の躊躇いもなく殺したことが分かった。 分かってしまった その時ついに俺の理性が崩壊した 八幡「あ…あ…うわーーーーー!!!くっそ…くそっ…あああああ!」 いろは「これからはずっと一緒ですよ」 八幡「ふざけんな!てめーとなんか一緒になってたまるか!ここで死んでやる!」 俺は舌を噛み切ろうと思いベロを出した いろは「させませんよ」 一色が口に手を入れて来た 俺は本当に噛み切ろうとしたから一色の手を噛んでしまった。 一色の手から血が流れ出た 八幡「さっさとこの手を抜け!噛みちぎるぞ!」 いろは「なら、私が殺してあげます。 そして私も死にます。 今ここにカッターが二本あります。 2人を殺した時に使ったのと予備のやつです」 八幡「てめーの手なんか借りなくても死んでやる!」 いろは「先輩には2人を殺したカッターを使ってあげます。 少しだけ走馬灯を見た せーんぱいっ!仕事手伝って下さい! 先輩一緒にどこかに行きましょう 先輩の方があざといですからね! ーーーーどこで狂ってしまったんだ… 君はまるで理性の化け物だね そんなんじゃないですよ ふーん…じゃあ自意識の化け物か… いつだかの時に雪の下さんが言ってたことを思い出した あれはからかってるわけではなく忠告だったのかもしれない 結局俺の中の自意識の化け物が一色の気持ちを遠ざけて、勘違いだと俺に言い聞かせて 一色がこんなになるまで追い込んで 雪の下や由比ヶ浜が死んだのも俺のせいだ ーーーーーみんな ごめんなさい[newpage] 材木座「っていう小説を書いた」 雪乃「つまらなかった。 想像を絶するつまらなさ。 書いた作者のセンスすら感じるわ。

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